埼玉・八潮の陥没受け都が下水道を緊急点検、中に入って目視確認

門馬 宙哉

 

日経クロステック/日経コンストラクション

 

 

埼玉・八潮の陥没受け都が下水道を緊急点検、中に入って目視確認 | 日経クロステック(xTECH)

 

 

 

東京都は埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け、下水道管の緊急点検を進めている。国土交通省の要請を受けた19kmの流域下水道管に加え、24kmの下水道管を独自に点検。マンホール内に酸素を送りながら、作業員が中に入って目視で異常の有無を確認する。

2025年2月4日に東京都が実施した緊急点検で、作業員がマンホールの中へ入っていく様子(写真:日経クロステック)

2025年2月4日に東京都が実施した緊急点検で、作業員がマンホールの中へ入っていく様子(写真:日経クロステック)

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 国交省は25年1月29日、都道府県に対して複数の市をまたぐ流域下水道の点検を要請した。対象は処理水量が1日30万m3以上の大規模な下水処理場につながる内径2m以上の下水道管だ。東京都では、清瀬水再生センター(東京都清瀬市)につながる黒目幹線と柳瀬幹線が対象となった。さらに都は、下水道管に段差がある、あるいは圧送ポンプに近いといった腐食の恐れの大きい環境にある内径2m以上の管も独自に点検対象とした。

国交省が要請した緊急点検の対象となった黒目幹線と柳瀬幹線と、報道陣への公開場所(出所:東京都下水道局)

国交省が要請した緊急点検の対象となった黒目幹線と柳瀬幹線と、報道陣への公開場所(出所:東京都下水道局)

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埼玉・八潮の道路陥没受け国土交通省が緊急点検要請

 埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け、国土交通省は2025年1月29日、大規模な下水処理場や下水道管を管理する都道府県に緊急点検を要請した。対象は複数の市町村にわたる流域下水道のうち1日あたり30万m3...

2025/01/31

 

 

 

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 都下水道局には2月4日、黒目幹線の緊急点検を報道陣に公開した。作業員が目視したのは、マンホールの内部や、そこにつながる下水道管の入り口付近だ。管路の中までは入り込まなかった。公開したマンホール1カ所の点検は30分程度で終了し、異常は見つからなかった。

2025年2月4日の緊急点検の様子。緑色の管で酸素をマンホール内へ送りながら作業する(写真:日経クロステック)

2025年2月4日の緊急点検の様子。緑色の管で酸素をマンホール内へ送りながら作業する(写真:日経クロステック