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トランプ関税」に対抗、カナダが25%…トルドー首相「ホワイトハウスの決定は両国を分断」

【ニューヨーク=山本貴徳】
米国のトランプ大統領が1日、カナダからの輸入品に25%の関税を課す大統領令に署名したことに対し、カナダのトルドー首相は対抗して米国からの輸入品に関税をかけると表明した。
トルドー氏は1日夜、首都オタワで記者会見し、「ホワイトハウスの決定は両国を分断するもので、協力を促進するものではない」と述べて、米国を批判した。米国の関税が発効する4日から、300億カナダ・ドル(3兆2000億円)の米国製品を対象に25%の関税をかけ、さらに3週間後に規模を計1550億カナダ・ドルに広げるとした。米国のビールやワイン、オレンジジュース、家電、木材などが対象になると説明した。
トランプ氏の第1次政権が2018年にカナダからの鉄鋼やアルミニウムに高関税をかけた際も、カナダは米国のハーレーダビッドソンの二輪車やバーボンウイスキーなどに関税をかけて対抗した。互いの関税措置は、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新たな貿易協定で合意した後の19年まで続いた
「トランプ関税」に対抗、カナダが25%…トルドー首相「ホワイトハウスの決定は両国を分断」(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
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トランプ大統領が中国に10%の追加関税 中国側は猛反発 WTOに提訴の方針示す

アメリカのトランプ大統領が中国に10%の追加関税を課す大統領令に署名したことを受けて、中国の商務省はWTO=世界貿易機関に提訴する方針を示しました。
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ホワイトハウスは1日、アメリカのトランプ大統領がカナダとメキシコに対して25%の関税、中国に対しては10%の追加関税を課す大統領令に署名したと発表しました。 これを受けて中国の商務省は2日、「強烈に不満であり断固として反対する」とする報道官談話を発表しました。 談話では「アメリカによる一方的な追加関税はWTOのルールに対する重大な違反であり、自国の問題解決に役立たないだけでなく米中間の経済貿易協力にも損害を与える」と強く反発しました。そのうえで、アメリカをWTOに提訴するとともに相応の対抗措置をとる方針を示しました。 さらに「中国側はアメリカが誤った手法を正し、問題を直視したうえで率直な対話を行い、協力を強化し、意見の食い違いを管理することを求める」などと強調しました。 また、中国外務省の報道官はアメリカ側が、合成麻薬「フェンタニル」の原料が中国から流入しているという理由で追加関税を課したことについて「強い不満を持っており断固として反対する」とする談話を発表しました。 談話では「中国は世界で最も厳しく、徹底した麻薬撲滅政策をとっており、フェンタニルはアメリカの問題である」と主張。 「人道的精神に基づき中国はフェンタニル問題についてアメリカを支援してきた」としています。 そのうえで、「中国はアメリカが、米中が麻薬対策で勝ち取った良好な状況を維持し、米中関係の健全かつ持続可能な発展を促すよう求める」と強調しました。
TBSテレビ
トランプ大統領が中国に10%の追加関税 中国側は猛反発 WTOに提訴の方針示す(TBS NEWS DIG Powered by JNN)