ロシア軍に入隊させられたインド人12人が戦死 前線で死傷相次ぐ

 

毎日新聞

インドのモディ首相=ニューデリーで2018年12月11日、ロイター

 

 

 

 

 インド外務省は17日、ウクライナに侵攻するロシア軍に入隊させられたインド人12人が戦死したと明らかにした。ほかに16人が行方不明になっている。「ロシア軍施設の警備補助」などとして働くという説明を受けたインド人が前線に送られて死傷するケースが相次いでおり、ロシア政府に早期除隊を求めている。

 

 

 

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インド外務省によると、

 

これまで126人が入隊させられ、

 

96人が帰国した。

 

 

ジェイスワル報道官は17日の記者会見で

「行方不明になっているインド人の所在を確認するとともに、現地に残る人々の早期の解放と帰還をロシア当局に求めている」と説明した。 

 

 

 インドメディアによると、

南部ケララ州出身のビニル・バブさん(32)は、

仲介業者から食堂で働くという説明を受けてロシアに渡った。

 

 

しかし、家族は今月に入って、

バブさんが前線で死亡したという連絡をインド当局から受けた。  

 

 

この問題では、

モディ首相が2024年7月にプーチン大統領と会談した際にも

早期除隊を求め、

ロシア側も除隊を約束していた。

 

【ニューデリー川上珠実

 

 

 

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