フィンランディア・ホールがリニューアル 宿泊施設も新設

「フィンランディア・ホール」の外観 (C) Soldeman/Finlandia-talo
「フィンランディア・ホール」(Mannerheimintie 13e, Helsinki)が1月4日、一般公開された。(ヘルシンキ経済新聞) フィンランド人建築家のアルバ・アアルトさんが設計し、フィンランドで最も有名な近代建築作品の一つとして知られる同館。2022年から約3年にわたって全面改修工事を行っていた。体験型展示スペースや、レストラン「フィンランディア・ビストロ」、ワインカフェ、デザインショップ「フィンランディア・ショップ」が新たに登場。館内にはエレベーターとスロープを設け、アクセシビリティーの面で設備を強化。併せて、これまで従業員のアパートとして使っていた建物を改修した宿泊施設「フィンランディア・ホームズ」も新たに設けた。 同館のヨハンナ・トロネンCEOは「私たちの物語の新章が始まる。私たちの歴史は壮大だが、現代は新しい考え方と運営モデルを必要としている。工事期間中、私たちは、お客さまとヘルシンキ中心地をより良くするために、大胆で強い意志を持ったイノベーションとコンセプト開発に取り組んできた。リニューアルしたフィンランディア・ホールは、誰もが新しい体験ができ、誰にでも門戸が開かれている、全く新しいタイプの体験型イベントセンター」と話す。 1月25日には、子どもから大人まで楽しめる無料イベント「フィンランディア・ホール オープンハウス・デー」を開催する。アアルトさんの作品を紹介する体験型展示スペース「フィンランディア・エクスペリエンス展」は6月にオープン予定。
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