独、2年連続のマイナス成長 24年GDP、0.2%減

【ベルリン時事】
ドイツ連邦統計局は15日、
2024年通年の実質GDP(国内総生産)速報値が、
季節調整済みで前年比0.2%減だったと発表した。
23年は
同0.1%減で、
2年連続のマイナス成長は02~03年以来。
当時は東西ドイツ統一後の長引く不況により「欧州の病人」とやゆされていた。
ドイツは23年、
物価変動を考慮しない名目GDPで日本を抜いて世界3位に浮上したものの、
実体経済は冷え込んでいる。
統計局のブラント局長は、
輸出での競争激化、
エネルギー高、
高金利などを挙げ、
「構造的な圧力が経済の妨げになっている」と指摘。
苦境は続く見通しで「25年もゼロ成長」(キール世界経済研究所)との
見方も出ている
独、2年連続のマイナス成長 24年GDP、0.2%減(時事通信)