死亡したことを一切口外しないこと」北朝鮮がロシア派兵で命を落とした軍人家族に「戦死証」を突き付ける
川田翔平
北朝鮮当局がロシアに派兵され死亡した軍人の遺族に「戦死証」を手渡す際、関連事実を口外しないという秘密誓約を求めたとの証言が出た。
2日、米ラジオ・フリー・アジア(RFA)は、最近北朝鮮当局はロシアに派兵した軍人の中から死者が出たという情報を住民に知らせず、遺族を呼び出して「戦死証」を授与したと報道した。
戦死証は、戦争や戦闘訓練で死亡した軍人に国家が発行する死亡確認書だ。戦死者の遺族は国から優遇物資の供給を受け、幹部登用などで優遇される。
平安南道(ピョンアンナム道)の情報筋はRFAに「价川市(ケチョン市)の党委員会から徒党の行事に参加するよう通知を受け、母と平城市(ピョンソン市)に行ったところ、特殊部隊で勤務していた弟の戦死証を受け取った」と語り、「徒党幹部は『祖国の名誉をかけた神聖な戦闘訓練中に死亡した』と説明し、遺族に戦死証を授与した」と述べた
「死亡したことを一切口外しないこと」北朝鮮がロシア派兵で命を落とした軍人家族に「戦死証」を突き付ける