トルコ大統領、来年さらなる利下げ予想 「金利低下でインフレ鈍化」

[アンカラ 28日 ロイター]
- トルコのエルドアン大統領は28日、
今週2.5%利下げを決定した
中央銀行が
来年さらに利下げするとの見通しを示した。
トルコ中銀は26日、
金融政策委員会の会合で
政策金利2.5%引き下げ47.5%とした。
同中銀はリラ安、
インフレ高進に対応し
1年半にわたり引き締め政策を取っていた。
エルドアン大統領は
北西部ブルサで与党公正発展党(AKP)の党員に
「経済計画における優先事項はインフレ率を下げることだ。
金融政策に加え、われわれが使える他の手段を活用し、
インフレ率をしかるべきレベルまで低下させたい」と述べた。
「間違いなく金利引き下げが始まる。
2025年は節目的な年になるだろう。
金利が下がることでインフレ率が下がる。
われわれはこのステップを踏む。
これは今やわれわれにとって不可欠なことだ」と語った。
エルドアン氏はかつて金利を「最大の敵」と表現し、
非伝統的な金融政策を志向し中銀にも圧力をかけていたが先月、
金利とともにインフレ率も低下すると述べた。
ロイター調査によると、
25年末時点の政策金利は予想中央値で約28.5%、
予想レンジは25─33%となっている