つい先日も、
キャピタル・オーディオ・ショーが、ありましたが、
世界中(日本を含め、)
1) オーディオ・ショー
2) オーディオ・ショップ(小売店)
3) 個人の、皆さんの家
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皆、ルーム・アコースティックに、
ほとんど、神経を払っていませんから、
まあ、オーディオショーでは、それぞれ、もちろん
部屋の広さや、天井の高さや材質や、部屋の状態などは違いますが、
ルーム・アコースティック用に、
持ち込んでいるものが、あまりにも適当すぎます。少なすぎます。
まあ平均点で、20~40点という所でしょうか!
そんな場所で、
来場者も、
世界に名だたる評論家、
レヴューワー、
エディター、
ユーチューバー、
専門家、
オーディオ関連の同業者などなど、
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偉そうに、音に関して、「ああだこうだ言っておりますがーーーー」
「あんな部屋で、聞いても、70~99%」
意味がないです。
今日の下の記事は、
”案件”?でも、なんでもありませんが、
こういうたぐいのトリートメントをしない部屋で、
1千万円のDACセット、
4千万円のスピーカー
3千万円のパワー・アンプ
などなど、
や、
マイ電柱
新たな別個のブレーカー
離れに造ったオーディオ・ルーム
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その他、ごまんとあるような、多々、
あらゆる機材や、
オーディオ・マガジンの評論家の、推薦評論などなど、
軽視する必要はありませんが、
上記のすべては、
総合でも、50%の効果や、相違しかありません。
50%は、部屋です。
小さなインシュレーターを含めて、
六面ある部屋の隅々を、
1か月、2か月、3か月、半年、1年、2年、3年、5年、10年、
毎日毎日、
あるいはステレオを聞くたびに、
それらの日々に
0.1%づつ、
1%づつ、
3%づつ、
トライ、
トライ
試行錯誤
で、
価格に関係なく
DIY(推奨です)、
であろうと、
引き算、足し算、
相乗効果などで、
オーディオを聴く部屋を、
改良、
改善していくのです。
今日の記事のような製品は、
DIYであろうと、
類似品であろうと、
両方のスピーカーの、後ろ、薬40cm~1メートルくらいに、
おいて、結果を見ていくのが、第一最優先でしょう。
畳や、障子や、ふすまの部屋は最悪です。
板やカーペットや、絨毯や、木材などで作った衝立や屏風風の物や、
世界中のこの地球上の、お宅の物置や、
使わないでおいている天井裏や、
使っていないありとあらゆるものを、
置いたり、
位置や角度を試して、
実験してください。
ほぼ無料で、どの家庭にもあるようなものは、
古い毛布(高いじゅうたんを買いたくない人)数枚や、10枚くらい
枕やソファーのクッション、これらは天井の四隅を画鋲で取り付けられますし、
ヒノキでできた押し入れや、お風呂場等に置く”すのこ”(これは一番の大推薦です)
大理石やグラニットなどの、タイル、
木材や寄木のまな板
これらはスピーカーの下などに置けます、
薄いのから厚いのまで、カーテン類
もう、あげたらきりがありません。
写真や、YouTubeや、雑誌や、
下の記事のような、製品を見て、DIYが、おすすめです。
それぞれ、1万円以下でできます。
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ところで、下の記事は、アップしただけで、
答えは歴然ですから、
わざと、
私は、読んでおりません。
ただ言えますことは、
写真だけ、数秒見ましたが、
数が絶対的に少ないです。
一番下の写真が一番数が多いようですが、
この2倍近くないとだめでしょう????
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私はこの部屋を知りませんし、聞いたことがありません、
単なる想像です。
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舞台は音元出版の新試聴室にて
日本音響エンジニアリングの
柱状拡散アイテム
「アンク」、
「シルヴァン」
の効果と実力を徹底検証
日本音響エンジニアリングのAGSシリーズ、その効果を林 正儀氏が探る
各モデルや設置場所も含めて個々の効果が把握できた
音元出版の新試聴室‟ホワイトル-ム”。面積は約25㎡。天井までの高さは2.3mから最高が2.5mとなっている。最初は何も設置してない状態で試聴
日本音響エンジニアリングの柱状拡散体を採用したルームチューニングアイテムであるAGSシリーズ。その効果はこれまでにオーディオメーカーの試聴室やユーザー訪問で多くを体験してきた。AGSがもたらす斬新な音空間の創生に驚かされたものだが、今回声がかかったのが音元出版の新たな試聴ルームだ。「シルヴァン」や「アンク」が、はたしてどのような効果や音の変化をもたらすのか? 施工済みの新試聴室「ホワイトルーム」にはB&Wのレファレンススピーカー「802D3」をセット。背面や左右の壁から適度に距離を持たせたいつもの設置状態である。
ここに以下、順々にAGSをセットしていくのだが、ここでは幸田浩子のCD『オペラアリア集』にてそれぞれの音質効果を比較する。まずはルームチューニングなしのスの状態で試聴し、「シルヴァン」から始めよう。
●テスト1:左右の1次反斜面に「シルヴァン」を設置
「シルヴァン」は置き場所を選ばないコンパクトな自立型タイプだ。今回は1組をスピーカー左右の1次反射面にセットした。直接音と反射音からくる微妙な時間差、すなわち位相干渉が無くなることで音質面でどんなメリットがあるのだろう?
まず音色が良くなる。歪み感がおさまり定位感も向上する。部屋の空気がスッと変化する感じで、何という声の柔らかさと余韻の美しさだろうか。明確な音像定位と心地よい響き。ナチュラルな音の広がりはAGSシリーズに共通だが、改めて聴くと、最も変わったのが質感だと思う。特にソプラノの声質の伸びやかさだ。オーボエや弦など楽器自体の感触もずっと柔らかく緻密になった。硬さがほぐれ音楽の動きが滑らかになったと同時にホールの響きもより豊かで自然になる。
「シルヴァン」のおかげで録音の良さがわかったというべきだろう。空間感や声と楽器の距離感が手に取るようにわかり、拡散構造による間接音成分の再現が体感できた。
●テスト2:スピーカー背後の壁面に「アンクⅠ」を設置
「アンクⅠ」はひと回り大きく高さが140cmあって、丸棒もたっぷりと多い。壁面のセンターに「アンクⅠ」のみを2本セットした。配置による違いもあるが、これは広がりよりも奥方向にぐっと効く感じだ。音響的な深度というか、スピーカーの後方から壁のもっと奥まで音が続くイメージである。声とオーストラのグラデーション(階調)が実にきれいになった。ルームチューンにありがちな再生音の不連続さがまるでないのだ。もうひとつは低音がたっぷりと伸び、大型弦のピチカートがぶ厚いことだが、なぜそうなるのか?日本音響によればテトラポッドの原理だそうで、波の干渉が薄まって本来の低音がよく聴こえるとこのと。壁の反射によってスポイルされていた本来のCDの音(源音)が、素直に引き出された証拠である。演奏者の意図や音楽への思いまでリアルに伝わって、よい録音ほど落差が大きいことがわかった。
●テスト3:「コーナーアンク」を左右のコーナーに設置
もともとコーナーは音響障害が出やすく、低音だまりに悩まされる場所だ。「アンクⅡ」はコーナー型に特化したものだが、どう解消してくれるのか? 専用にシミュレーションして丸棒の配列を決めたようで、セットしてみると確かにコーナー付近のもやっとしたかたまり感が消滅。うまく処理されて背景がきれいになった感じだ。音楽にはすべて背景があるわけだが、背景の音がすっきり抜けるため、メインの音が際立ってくる。まさに見える音だ。これによって遠近の立体性がぐんと強化される。みずみずしい音色の管弦楽が背景に広がり、輝かしいアリアをもう一段高いステージで歌っているようなイメージだ。低音域のグリップ力を高め、ブーミー感も一掃された。
●テスト4:床用の「アンクⅥ」をスピーカーの前に置く
これはAGS唯一の床置きタイプだ。ここでは小さい方のFL66を試そう。スピーカー前面の床に設置すると……激変である。それだけスピーカー(特にウーファー)の反射の影響を受けていたわけで、まず音抜けがよくなる。低音と同時に帯域全体がすっきりとする。楽器の輪郭もはっきりして、ヴォーカルの口もとが目に見えるようだ。高性能レンズのようにハイフォーカスな世界が見えてくる。音像がしまってクリアになり、音楽ソース本来の躍動感がアップするとはこれだ。床置きでこれだけの効果ならば、まずは手軽な「アンクⅥ」の導入からスタートでも良さそう。海外では床用のニーズが特に多いそうだ。
●テスト5:すべてを設置して最大の効果を実証
最後は左右の1次反斜面に「シルヴァン」、前面中央に「アンクⅠ」を2台、前面コーナーに「コーナーアンク」、スピーカーの前に床用の「アンクⅥ」を設置してトータルでの効果を体験
幸田浩子本人の肉声や体温感まで等身大で伝わるのはもちろんだが、プロフォン盤の北欧ジャズやヴォーカルがもう絶品以上。澄みきった音色と早いテンポのフルートとドラム、ピアノに思わず体が動いてしまう。『角田健一ビッグバンド』はライブの熱気ムンムンで、エネルギッシュなサウンドを愉しませた。満足度200%である。
今回はあわせて部屋の音響特性が実測され、データ的にもAGSの効果がわかった。今回は設置場所による効果も含めて、「シルヴァン」と「アンク・シリーズ」の個々の効果を体験できる貴重な体験であった。
本記事は『季刊・Audio Accessory vol.194』からの転載です
(提供:日本音響エンジニアリング株式会社