栃木と茨城の金属買取店に家宅捜査 盗難品の銅線ケーブルと知りながら買い取った疑い 警視庁

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東京・日の出町などの太陽光発電所から銅線ケーブルが盗まれた事件で、警視庁などはタイ国籍の男らが盗んだ銅線ケーブルを購入していた疑いで、関東の買取店4店舗に家宅捜索に入りました。

 

 

 

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報告 「捜査員が家宅捜索に入ります」 きょう午前10時半ごろ、警視庁などが家宅捜索に入ったのは栃木県小山市と茨城県古河市などの金属買取店4店舗です。 今年、東京・日の出町や群馬県嬬恋村などの太陽光発電所から銅線ケーブルが盗まれた事件では、タイ国籍の男7人が起訴されています。 4店舗は、このグループから盗品と知りながらあわせて4600万円ほどで銅線を買い取っていた疑いがもたれています。 警視庁によりますと、今年に入り9月末までに北関東の太陽光発電所から銅線ケーブルが盗まれる事件が、およそ4000件確認されているということです。 警視庁は銅が値上がりしていることから、買い取り店が盗品と知りながら高値で転売しているとみて捜査を進めています。

 

TBSテレビ

 

栃木と茨城の金属買取店に家宅捜査 盗難品の銅線ケーブルと知りながら買い取った疑い 警視庁(TBS NEWS DIG Powered by JNN)

 

 

 

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太陽光発電の送電ケーブルなど金属盗、半年4千件超「やすやす換金」東南アジア系6~7割

 
産経
 
 

 

 

家宅捜索に入った金属買い取り会社から押収した資料を車両に入れる捜査員ら=18日午後、栃木県小山市(梶原龍撮影)© 産経新聞

太陽光発電施設の送電に使われる金属ケーブルをはじめとする「金属くず」の買い取り業者に18日、捜査のメスが入った。銅線ケーブルは北関東を中心に全国で被害が相次ぎ、今年の被害は昨年を上回るペースで推移。警察当局は、現在規制がかかっていない買い取り業者への規制の在り方について、議論を進めている。

「外国人グループがやすやすと金属製品を盗み、簡単に現金化して母国に送金しているのが実情」。ある捜査幹部はこう明かす。

警察庁によると、金属の国際価格の高まりなどから、送電ケーブルの窃盗被害は今年6月末で4161件と、昨年1年間の5361件を上回るペースで推移。送電ケーブルに限らず銅板や、「グレーチング」と呼ばれる側溝のふたなども含めた金属窃盗全体の被害も同様に増加傾向という。

昨年以降、摘発された犯人グループを国籍別にみると、6~7割が東南アジア系外国人。「逮捕しても次から次に新しいグループが現れる」(捜査関係者)という。

摘発のいたちごっこが続く中、注目を集めるのが買い取り業者対策だ。美術品や電車の乗車券などは「古物」として、買い取りの際は本人確認をするほか、盗品を買い取った場合は警察に連絡する義務がある。

ただ、金属くずは古物に入らないため、条例で古物と似た扱いにするよう定めている自治体もあるものの、「穴」があるのが現状だ。警察庁は9月、規制に関する有識者会議の初会合を開催。法律で規制をかけるか、自治体の条例での対応を促すかなどを含め、今後議論を進めるとしている。

(橋本昌宗、内田優作、梶原龍

 

 

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