連立政権崩壊のドイツ、総選挙は来年2月23日実施で与野党合意

 

毎日新聞

ドイツのショルツ首相=ブダペストで11月8日、ロイター

 

 

 

 

 

 ショルツ首相の連立政権が崩壊したドイツで、与党の社会民主党と最大野党のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は12日、連邦議会(下院)の総選挙を来年2月23日の実施とすることで合意した。独DPA通信などが報じた。 

 

【写真まとめ】ウクライナ侵攻2年 戦禍の風景  

 

 

独政界では、予算編成を巡る対立から、自由民主党が6日に3党による連立政権から離脱した。政権は議会で少数与党となり、ショルツ氏は来年3月に前倒しの総選挙を実施する方針を示した。しかし、CDUのメルツ党首は、重要法案の成立などに協力する条件として、さらなる早期の選挙実施を求めていた。  ショルツ氏は年内にも議会に信任決議案を提出する見込み。過半数の信任は見込めないため、大統領の判断で議会が解散される流れだ。ドイツでは解散による総選挙の実施は2005年以来となる。

 

 

【ベルリン五十嵐朋子

 

 

連立政権崩壊のドイツ、総選挙は来年2月23日実施で与野党合意(毎日新聞) -