海沿いの別荘からヒズボラ幹部連行、
イスラエル特殊部隊が
レバノン北部へ上陸作戦

【エルサレム=福島利之】
イスラエル海軍の特殊部隊は1日早朝、レバノン北部バトルーンに上陸し、イスラム教シーア派組織ヒズボラの軍事部門の幹部を拘束し、連れ去った。イスラエル軍筋が3日、本紙に認めた。イスラエル軍はレバノン南部で地上作戦を続けているが、北部への上陸作戦が明らかになるのはまれ。
【動画】殺害直前のハマス最高幹部シンワル氏、追い詰められドローンに棒を投げる
レバノンの民放「アルジャディーダ」が報じた監視カメラの映像では、イスラエル軍とみられる15人ほどの兵士が手錠をされた男性を連行しているのが確認できる。男性は、ヒズボラの海上での作戦責任者イマド・アムハズ氏で、海岸沿いの別荘から拉致され、ボートで連れ去られたという。軍筋は、アムハズ氏を「イスラエル領内に連行し、尋問している」としている