NY外為〕円、153円台後半(29日朝)
【ニューヨーク時事】
29日午前のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の上昇を背景に円売り・ドル買いが先行し、円相場は1ドル=153円台後半に下落している。午前9時現在は153円70~80銭と、前日午後5時(153円24~34銭)比46銭の円安・ドル高。 来週に米大統領選を控える中、最近発表の米経済指標で景気の底堅さが示唆されたことなどを背景に、米長期金利が上昇。円売り・ドル買いが優勢となっている。 27日投開票の衆院選で連立与党が過半数割れとなったことを受け、政局が不透明になったことも、日銀による金融政策の方向性に影響を与えるとして、円相場の重しとなっている。 一方、週内に7~9月期の米国内総生産(GDP)速報値や9月の米個人消費支出(PCE)物価指数、10月の米雇用統計など主要統計の発表が相次ぐほか、30、31両日には日銀の金融政策決定会合も控えており、様子見ムードも強い。 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0770~0780ドル(前日午後5時は1.0806~0816ドル)、対円では同165円60~70銭(同165円67~77銭)と、07銭の円高・ユーロ安