ネットフリックスが売上高・有料会員数など過去最高…低価格プラン寄与、「地面師たち」など人気

【ニューヨーク=小林泰裕】
米動画配信大手ネットフリックスが
17日発表した
2024年7~9月期決算は、
売上高 : 前年同期比15%増の98億2500万ドル(約1・5兆円)
最終利益 : 最終利益は41%増の23億6400万ドル
有料会員数 : 前年同期比14%増の2億8272万人
のいずれも過去最高となった。
広告付き低価格プランが大きく伸びた。
【写真】「地面師たち」のモデルとなった実在の事件が起きた東京都内の廃業旅館(2018年3月撮影)
売上高は前年同期比15%増の98億2500万ドル(約1・5兆円)、最終利益は41%増の23億6400万ドルだった。9月末の有料会員数は前年同期比14%増の2億8272万人だった。広告付き低価格プランの会員数が4~6月期から35%増と大きく伸びた。番組別では、綾野剛さんらが出演した「地面師たち」などが人気を集めた。
ネットフリックスの有料会員数はコロナ禍後に一時伸び悩んだ後、広告付き低価格プランの導入などによって増加に転じた。ただ、6月末からの増加幅は507万人で、1年半ぶりの低水準だった。
日本や欧州などでは値上げを実施している。日本では10月から「広告つきスタンダード」が月額税込み790円から890円に、広告が表示されない「スタンダード」は1490円から1590円に値上げした