niko and ...」のモデルハウスが続々誕生、住宅会社向けフランチャイズの新形態
山﨑 颯汰
日経クロステック/日経アーキテクチュア
2024年9月に完成した「ニコアンド・エディット・ハウス」のモデルハウスの外観(写真:中庭住宅)
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カジュアルアパレルブランド「niko and ...」(ニコアンド)などを展開するアパレル大手のアダストリアは、住宅会社向けのIP(知的財産)ライセンスサービス「niko and ... EDIT HOUSE」(ニコアンド・エディット・ハウス)を本格化している。タッグを組むのは、熊本県内を中心に戸建て住宅の施工・販売などを手掛けるLib Work(リブワーク)の子会社、リブサービス(熊本県山鹿市)だ。
リブワークは2024年9月27日、四国で初めてとなるモデルハウスの完成を発表。IPライセンスサービスに加盟する中庭住宅(高松市)が担当した。
IPライセンスサービスは23年5月から始まった。加盟事業者が初めて手掛けたモデルハウスは、24年6月に静岡で完成。その後、愛知、鹿児島、香川と相次いで誕生している。24年内には、合わせて全国11カ所にモデルハウスを整備する予定だ。
アダストリアはニコアンド・エディット・ハウスの展開に伴って、家具や雑貨の販売へのシナジー効果を狙う(出所:リブサービス)
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IPライセンスサービスは、加盟事業者がライセンス料を支払うことで、ニコアンド・エディット・ハウスの商標などを活用して住宅を販売できるというサービスだ。加盟事業者はニコアンドのブランド力で、受注アップを目指す。
リブサービスの難家嘉之社長は、IPライセンスサービスの特徴について次のように語る。「従来、住宅販売で採用されてきた一般的なフランチャイズ形式と異なり、1棟販売するごとに課せられるロイヤルティーはない。その上、工法や販売価格なども指定しておらず、加盟する住宅会社が決めることができる。加盟事業者の自由度が高いため、利用しやすいサービスになっている
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