感染症対策のため速やかにガザで停戦を」国連トップが声明 ポリオウイルス検出で感染症蔓延の恐れ

国連のグテーレス事務総長は、パレスチナ自治区ガザなどで感染症が蔓延する可能性があるとして、対策のための速やかな停戦を求めました。 国連 グテーレス事務総長 「ポリオ・ワクチン接種活動のための人道的な停戦を速やかに確約するよう、全ての当事者に求めます」 グテーレス事務総長は16日、ガザの一部の地域で感染症を引き起こす可能性のあるポリオウイルスが見つかったことを受け、ワクチン接種を進めるために速やかな停戦が必要だと訴えました。 国連はガザで、10歳未満の子ども64万人以上を対象にポリオのワクチン接種を始める準備を整えていて、安全に実施できるよう、爆撃を衛生施設に行わないことなどを求めています。 また、長引く戦闘によってガザの水道や衛生施設は壊滅状態となっているうえ、定期的な予防接種が中断されているため、はしかなどの病気が広がっていると危機を訴えています。
TBSテレビ
「感染症対策のため速やかにガザで停戦を」国連トップが声明 ポリオウイルス検出で感染症蔓延の恐れ(TBS NEWS DIG Powered by JNN)
=============================================================================
ガザ停戦交渉「大詰め」か 米国が合意に向けた新たな提案示す
イスラエル軍の空爆により立ち上る黒煙=パレスチナ自治区ガザ地区南部ハンユニスで2024年8月16日、ロイター
ロイター
パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘終結を目指し、カタールの首都ドーハで行われていた協議は16日、終了した。仲介した3カ国の共同声明によると、米国はイスラム組織ハマスとイスラエルに合意に向けた新たな停戦案を提示した。双方の主張の溝を埋めるものだとしている。来週にもエジプトの首都カイロで改めて協議するという。 協議終了後、米政府高官は停戦交渉が「大詰めを迎えている」との認識を示した。米国のブリンケン国務長官はイスラエルを訪問し、19日にネタニヤフ首相と会談する予定だ。 新たな停戦案の詳細は不明だが、5月末にバイデン米大統領が発表した3段階の停戦案がベースだという。米ニュースサイト「アクシオス」によると、イスラエルとハマスの要求内容を一部認め、隔たりを埋めるものとなっている。イスラエル側は7月下旬、ガザ南部から北部に住民が戻る際の戦闘員の流入防止策などを要求したが、ハマス側は難色を示していた。 イスラエル首相府は16日、「仲介国がハマスに圧力をかけて、合意の詳細が実行されることを望む」との声明を出した。一方、ハマス幹部は中東メディアに「イスラエルに過去の提案を履行するように求める」と従来の主張を繰り返した。
【エルサレム松岡大地
ガザ停戦交渉「大詰め」か 米国が合意に向けた新たな提案示す(毎日新聞) -