夏に生きることは、もはや容易ではない」エジプトは公営ビーチ殺到 スペインは47℃
「夏に生きることは、もはや容易ではない」エジプトは公営ビーチ殺到
地中海に面したエジプトのビーチに
海水浴客が詰めかけている。
数えきれない人とパラソルで、
砂浜は埋め尽くされてしまった。
【画像】ビーチに人殺到のワケは「安いから」 スペインでは猛暑原因の死者1万1000人
■高級リゾート増、公営ビーチ減で…
人、人、あたり一面、人!ここは、地中海に面するエジプトのアレクサンドリア。
地元住民 「こんな混雑は見たことない。
今年のアレクサンドリアはとても混んでいる。
すべてのビーチが人でいっぱいだ」
猛暑が続くエジプトでは、暑さから逃れようと数千人もの海水浴客が公営ビーチに殺到した。
砂浜は数えきれないほどのパラソルで覆われ、地面が全く見えない。
しかし、いくら暑いからといって、
なぜこのビーチに人が集まるのか? 地元住民
「手頃な値段で安いから全国から人が集まってくる。これが唯一の理由です」
エジプトでは各地で高級リゾートの開発が進み、
それにより公営ビーチの数が近年減り続けている。バカンスの費用を抑えたい人々が集まり、さらに混雑するようになったという。
■国連も言及「気温上昇への挑戦」
スペインでは南部のセビージャで
街の温度計が47℃を示し、
日陰でも42℃を記録した。
川で遊ぶ子どもたちの姿も…。
スペインではこの夏2度目の熱波が到来し、
多くの地域で40℃を超える日が続いた。
首都マドリードにある王宮には、
観光客の長い列が。
それぞれ日傘や扇風機で暑さ対策をしている。
さらに、観光客に水を売って回る人も…。
水を売る人
「暑くて近くに店がないので、観光客は水をありがたく思うんだ」
スペインでは去年、
猛暑が原因でおよそ1万1000人が死亡している。
各国で続く猛暑に、
国連のグテーレス事務総長が言及した。
グテーレス事務総長
「夏に生きることは、もはや容易ではない。この1週間はかつてないほどの暑さだった。猛暑は人々と地球に深刻な影響を与えている。世界は気温上昇への挑戦に立ち向かわなければならない」
(「大下容子ワイド!スクランブル」
2024年7月26日放送分より)
テレビ朝日