スマイル大森」の建築現場で3度の漏水事故、9月供用開始を延期
山﨑 颯汰日経クロステック/日経アーキテクチュア
東京都大田区は、大森北四丁目複合施設「スマイル大森」の建築現場で、漏水事故が2024年6月に3度発生したと明らかにした。事故によるけが人は出なかったものの、24年9月に予定していた施設の供用開始時期を延期する。「対策本部」を設置し、施工不備などとの関連も含めて、事故の原因究明や対応策の検討を進めている。
大森北四丁目複合施設「スマイル大森」の外観パース(出所:大田区)
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スマイル大森は、区立入新井第一小学校に加え、区民活動施設や地域包括支援センターなど複数の施設機能を持つ。地下2階、地上6階建ての大型複合施設だ。同工事は21年7月に着手していた。
大田区によると、1度目の漏水事故は、24年6月11日の午後2時30分ごろに1階の女子トイレで発生した。給水ポンプの作動試験中に、加圧により配管接合部が抜管し、漏水したという。現場には作業員がいたが、けがはなかった。この事故の影響で、1階昇降口や図書室、地下1階の教室や地下2階のエレベーターピットなどに水漏れの影響が及んだ
「スマイル大森」の建築現場で3度の漏水事故、9月供用開始を延期 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)