ブリュッセル市がサッカーイスラエル戦開催拒否 安全上の懸念で

AFP=時事

ベルギー・ブリュッセルにあるボードゥアン国王スタジアム(2009年8月17日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

 

 

 

【AFP=時事】

 

 

ベルギーの首都ブリュッセル市当局は19日、デモが引き起こされる可能性があるとして、9月6日に予定されているサッカーUEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2024-25)のベルギー対イスラエル戦の開催を拒否すると発表した。

 

 

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市当局は声明の中で、

パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での戦闘が続く中で

こういった試合を開催することは

「間違いなくデモや、これに反対するデモを引き起こし、観客、選手、ブリュッセルの住民、さらには警察の安全を危険にさらすことになります」と記した。 

 

 

 同国サッカー協会(KBVB、URBSFA)は、試合の無観客開催は受け入れたものの、同市が試合の開催を拒否したことは甚だ遺憾だと述べた。  

 

協会は代替会場を見つけるために別の都市や治安当局と連絡を取っているとしたものの、すでにルーバン(Louvain)市は試合は行わないと表明している。  

 

ブリュッセルでは、昨年10月にイスラム過激派によるとみられる銃撃事件でスウェーデン代表のサポーター2人が死亡しており、懸念が高まっている。  

 

ベルギーとイスラエルはネーションズリーグのグループA2に入っており、フランスとイタリアも同居している。

 

【翻訳編集】 AFPBB News

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