アルメニア首相、ロシア主導の軍事同盟から脱退明言 支援なく不満

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朝日新聞デジタル

モスクワで2023年5月9日、対独戦勝記念日の軍事パレードを前に、アルメニアのパシニャン首相(右)と会談するロシアのプーチン大統領=ロイター

 

 

 

 

 アルメニアのパシニャン首相は12日、

ロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」(CSTO)から

脱退すると同国の議会で明言した。

 

 

隣国アゼルバイジャンとの紛争で、

CSTOの支援がないと不満を募らせ、

昨年末から同盟参加を凍結。米欧への接近を強めていた。 

 

 

 

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パシニャン氏は同日、野党の質問に対し、

「脱退する。ほかに道はない」と断言した。

 

具体的な日程は述べなかった。  

 

アルメニアはアゼルバイジャンと同国領ナゴルノ・カラバフをめぐって対立し、

昨年、同地域を武力で奪還された。

 

アルメニアは自国領の一部も占領されたとして軍事支援を求めたがCSTOは動かず、

パシニャン氏はこの日、

「我々への戦争をアゼルバイジャンと計画した」とCSTOを批判した。

朝日新聞社

 

 

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