ポーランド孤児救出100年、記念レリーフ除幕式に久子さまご臨席

 

 

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ポーランド孤児救出100年、記念レリーフ除幕式に久子さまご臨席 - イザ! (iza.ne.jp)

 

 

 

 

 

日本がシベリアのポーランド孤児を救出し、100年が経過したことを記念するレリーフの前で、関係者とともに記念撮影に臨まれる高円宮妃久子さま=31日、渋谷区(緒方優子撮影)

 

日本がシベリアのポーランド孤児を救出し、100年が経過したことを記念するレリーフの前で、関係者とともに記念撮影に臨まれる高円宮妃久子さま=31日、渋谷区(緒方優子撮影)

1920~22年、シベリアで過酷な生活を強いられていたポーランドの孤児を、日本が救出して100年が経過したことを記念する式典とレリーフの除幕式が31日、東京都渋谷区の社会福祉法人「福田会」で行われた。高円宮妃久子さまが臨席され、当時の孤児らの写真を基にした縦約3メートル、横約5メートルのレリーフが披露されると、会場から温かな拍手がわき起こった。

18世紀後半、ロシアなどによって分割されたポーランド。第一次世界大戦後に独立を果たしたが、シベリアに送られ、飢餓や病に苦しむ孤児が多数いた。

ポーランドは各国に孤児の救出を要請。日本は官民が連携し、計765人を救出した。

このうち計375人を受け入れたのが、福田会が運営していた福田会育児院だった。健康を取り戻した孤児らはその後、無事、帰国した。

式典には同国のパヴェウ・ミレフスキ駐日大使や、来日した孤児の子孫ら38人も出席した。

久子さまはあいさつで、東日本大震災や阪神大震災の折に日本の子供たちがポーランドに招待されたことに触れ、ポーランドの人々が孤児救出を記憶しており、「両国の人道の絆が今日も続いていることは大変喜ばしいこと」とご述懐

 

 

 

孤児の子孫代表の女性は「先祖に与えられた支援がなければ、現在われわれが送っている生活は実現しなかった」として、日本語で「ありがとう」と感謝を述べた