みなとみらい21地区に新たな複合施設、「横浜シンフォステージ」が誕生
山﨑 颯汰
日経クロステック/日経アーキテクチュア
大規模な開発が続く「みなとみらい21地区」、その中でも人通りが多い好立地に新たなランドマークが誕生した。大林組が中心になって開発を進めてきた複合施設「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」(みなとみらい21中央地区53街区開発事業)が2024年3月31日に竣工し、24年5月9日から順次開業する。
横浜シンフォステージの外観。2棟のタワーで構成される(写真:大林組)
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横浜シンフォステージはウエストタワーとイーストタワーの2棟から成る。敷地面積は約2万1000m2、延べ面積は約18万3000m2だ。構造はどちらのタワーも、鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、コンクリート充填鋼管構造だ。事業者は大林組、京浜急行電鉄、日鉄興和不動産、ヤマハ、みなとみらい53EAST合同会社。設計・施工は、大林組が担当した。
ウエストタワーは地下1階・地上30階建て。オフィスを主な用途とし、高層部には「京急EXホテル みなとみらい横浜」、低層部にはヤマハの体験型「ブランドショップ」や店舗が入る。オフィスワーカーだけでなく、一般の利用者も含め、多くの人が利用する多機能交流拠点となる。
イーストタワーは地下1階・地上16階建て。主な用途はオフィスで、多様な企業が本社や研究開発拠点として利用することを想定する。低層部には「オープンイノベーションスペース」や店舗が入る。
2棟のタワーの用途構成(出所:大林組)
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24年5月9日からは、ウエストタワーとイーストタワーの1~3階にある低層部商業ゾーンの一部とオープンイノベーションオフィス「chilink WORKSITE MINATOMIRAI」(チリンク ワークサイト みなとみらい)が開業する