対イラン報復で詰めの協議 英独外相が自制要請 イスラエル
イスラエルのネタニヤフ首相=1月7日、テルアビブ(EPA時事)
【カイロ時事】
イスラエル政府は17日、同国を攻撃したイランへの報復措置について、
詰めの協議を行ったもようだ。
地元メディアは、
イスラエル軍が既に対応を決定したと報道。
ただ、
中東の緊張激化を懸念し、
自制を求める声が内外で高まっており、
イスラエル政府は最終的な結論を出せていない。
イスラエル紙エルサレム・ポスト(電子版)は16日、
「軍がイランにどのように報復するか決定したが、時期は未定だ」と伝えた。
「複雑な準備」が必要なため、決定内容は変更される可能性があるという。
イランのライシ大統領は、
どのような報復でも
「厳しく、大規模に反応する」と表明しており、
イスラエルが軍事行動に踏み切れば、
中東情勢の緊張激化は避けられそうにない。
イランによる攻撃で、
イスラエルを支援した米国などは慎重な対応を求めている。
英メディアによると、
スナク首相は16日、
イスラエルのネタニヤフ首相に電話し、
「緊張激化は誰の利益にもならない」と伝達した。
イスラエルを訪問したキャメロン英外相は17日、
エルサレムで
「イスラエルができる限り事態を悪化させないことを望んでいる」
と記者団に語った。
また、ドイツのベーアボック外相も
イスラエルを訪問。
英独外相はネタニヤフ氏と会い、
自制を求めるとみられる
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