千曲川の堤防で3度目の表層崩落、新たに4カ所で

青野 昌行

 

日経クロステック/日経コンストラクション

 

 

千曲川の堤防で3度目の表層崩落、新たに4カ所で | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)

 

 

2022年9月以降に強化工事が完了した千曲川の堤防で、

表層の覆土がまた崩落した。

 

 

河川を管理する国土交通省千曲川河川事務所が

24年4月9日、

巡視中に発見した。

覆土の崩落は、

 

23年5月と

 

24年2~3月に続いて

 

3度目。

 

今回は、これまでとは別の箇所で発生した。

 

 

 

 

千曲川の堤防で発生した覆土の崩落。2024年4月9日午前9時撮影(写真:国土交通省千曲川河川事務所)

千曲川の堤防で発生した覆土の崩落。

 

2024年4月9日午前9時撮影

(写真:国土交通省千曲川河川事務所)

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 堤防の強化工事を実施したのは、

千曲川の立ケ花狭さく部―村山橋間だ。

 

 

堤体を

コンクリートブロックで覆って越水時に決壊しにくくした

「粘り強い河川堤防」を構築。

 

川裏側では

コンクリートブロック上に盛り土を施し、

「桜づつみ」を造成した。

 

 

 今回、崩落が発生したのは

 

赤沼、

 

津野、

 

大町、

 

押羽の4地区。

 

押羽では川表側、

 

それ以外の3地区では川裏側の表層が崩れた。

 

当日は比較的強い雨が降っていた。

必要な堤体断面の欠損などは生じていないので、堤防機能に問題はないという。

 

 

 

 

 

 

崩落箇所の位置図(出所:国土交通省千曲川河川事務所)

崩落箇所の位置図(出所:国土交通省千曲川河川事務所)

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 23年5月の最初の崩落について、

千曲川河川事務所では

舗装していない盛り土の天端から芝の法面(のりめん)に雨水が流入したことが原因と分析。

 

 

復旧工事では、

法肩(のりかた)に細長い枕土のうを置いて雨水の流入を止めた上で、

管路から水を排出するようにした。

 

 

千曲川の堤防で表層がまた崩落、

4カ月前に復旧したばかり

 

 

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 長野市にある千曲川の堤防で、

表層の覆土が再び崩落した。

当該箇所は2023年5月に大雨で崩落し、

同年10月に復旧したばかり。

近隣の堤防工事の関係者が24年2月29日に発見した。

2日後の3月2日には、

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2024/03/08