当面は緩和的な金融環境」の日銀声明文、急速に円安進める…日経平均は4万円台回復

読売新聞オンライン

1ドル=150円台を示すモニター(19日午後、東京都中央区で)=大金史典撮影

 

 

 

 19日に日本銀行マイナス金利政策の解除を決めたことを受け、東京外国為替市場の円相場は一時、1ドル=150円台半ばまで円安が進んだ。声明文に、当面は緩和的な金融環境が続くと記されたため、日米の金利差を意識した円売り・ドル買いが優勢となった。株式市場では円安が好感され、日経平均株価(225種)は約2週間ぶりに4万円台を回復した。

 

 

 

4万円台を回復した日経平均株価と、1ドル=150円台の円相場が表示されたボード(19日、東京都中央区で)

 

 

 

 円相場は午前、1ドル=149円台前半で推移していた。日銀が午後0時半過ぎに政策変更を発表すると急速に円売り・ドル買いが進み、その後は約2週間ぶりに1ドル=150円台をつけた。午後5時、前日(午後5時)比1円13銭円安・ドル高の1ドル=150円25~27銭で大方の取引を終えた。

 

 

 日経平均は前日に1000円超上昇した反動で、午前は前日終値より値下がりしていた。午後は円安を受けて自動車株などが買われてプラスに転じ、終値は前日比263円16銭高の4万3円60銭だった

 

 

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