これこそ、”まさに、氷山の一角”で

 

日本津々浦々、

 

”悪業土木会社のごまかしが、たぶん、90%以上でしょうか????”

 

のーーーーもっと悪いのは、地方自治が、検査しないことです”

 

だから、それを知って、

 

地元を知り尽くした、土建屋が、ごまかして、

 

利益を得ようとしてきているのです。

 

 

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設計対象外の既設管を照査せず使用、現在の想定雨量に対応できず

流下能力不足の排水管

奥野 慶四郎ライタ

 

設計対象外の既設管を照査せず使用、現在の想定雨量に対応できず | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)

 

 

 

路面下の排水設備を改修したところ、手を付けていなかった既設管の流下能力が不足していると判明した。もともと想定雨量に伴う雨水を流下させる能力がないのに、照査せずに使い続けていた。

 会計検査院は、広島県が2016~17年度に実施した「福山港港湾補修工事(一文字地区)」で、改修した路面下の排水設備のうち、一部の排水管で流下能力が不足していると指摘した(資料1)。県は、問題の排水管について照査していなかった。

資料1■ 排水施設の工事が完了した2017年度当時の現場(写真:広島県)

資料1■ 排水施設の工事が完了した2017年度当時の現場(写真:広島県)

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 現場の臨港道路では、経年劣化で路面にくぼ地が生じており、大雨の際には冠水することがあった(資料2)。そうした状況を解消するために実施したのがこの工事だった。

資料2■ 工事を実施する前の現場。排水機能の劣化などで豪雨時に冠水被害が生じていた(写真:広島県)

資料2■ 工事を実施する前の現場。排水機能の劣化などで豪雨時に冠水被害が生じていた(写真:広島県)

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 問題とされた箇所の排水設備は、総延長約738mの側溝と集水升、マンホール、取り込んだ雨水を海に流す排水管、側溝と排水管をつなぐ取り付け管などで構成する(資料3)。

資料3■ 中間部排水管は既設

資料3■ 中間部排水管は既設

排水施設の構造。矢印は流下方向(出所:会計検査院の資料を基に日経クロステックが作成)

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 設計は、県が建設コンサルタント会社に委託。路面の凹凸を解消して縦断勾配を元通りにするとともに、側溝などを改修した(資料4)。

資料4■ 施工時の状況。側溝や路面下の排水管を更新・改修した(写真:広島県)

資料4■ 施工時の状況。側溝や路面下の排水管を更新・改修した(写真:広島県)

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 県はこの工事で、既存のL形側溝を自由勾配側溝へ変更したり、海につながる「流末部排水管」(延長18m)を径の大きい管に交換したりして流下能力を強化した。ただ、側溝と流末部排水管を結ぶ「中間部排水管」は交換せず、既存の管をそのまま使用することにした。

 「既存の中間部排水管に埋塞がなく水が流れることを確認しており、路面や流末部排水管を補修すれば、喫緊の課題である臨港道路の冠水の解消が図れると考えた」(広島県東部建設事務所港湾課)

 中間部排水管はこの補修事業の対象ではなかったため、県はその流下能力を照査していなかった。検査院はそこに着目した