ウクライナ、4人に1人が国内外に避難 侵攻2年、帰還のめどたたず
ロシアによるウクライナ侵攻から24日で2年となる。国連難民高等弁務官事務所
(UNHCR)によると、
2月18日時点で約648万人が国外に逃れ、
ウクライナ国内で避難するのは推計で約369万人(昨年末時点)に上るという。
日本外務省によると、
侵攻前の2021年のウクライナの人口は約4200万人で、
今も人口の4分の1が国内外で避難生活を余儀なくされ、
帰還のめどもたたないままだ。
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UNHCRによると、
2022年2月24日に侵攻が始まり、
ウクライナから周辺国などに逃れた人は増え続け、
23年2月には約800万人だった。
同時点での国内避難者は約530万人だった。
国内外に避難した人たちの一部は、
帰還したとされる。
ただ、UNHCRは現在も戦闘が続いていることをふまえ
「多くの避難者が故郷に戻ることを希望するが戻れる状態ではなく、避難先での支援を引き続き強化する」と強調。
国内避難民に対しては
保護や人道支援を続け、
国外に避難した人には
社会への統合や就労に向けた支援が必要だとしている。
最新の国別の受け入れ数は、
ドイツ113万人
▽ポーランド95万人
▽チェコ38万人
▽英国25万人
▽スペイン19万人
など。
ロシアに逃れた人は121万人いる。
周辺国・欧州の外に逃れたのは今年2月16日時点で48万人だったという。
朝日新聞社