イスラエル軍 ガザ南部ラファで人質2人救出と発表 難民キャンプへの空爆で37人死亡

 

 

 

パレスチナ自治区ガザ南部ラファへの攻勢を強めるイスラエル軍は12日、イスラム組織ハマスの人質になっていた2人を救出したと明らかにしました。 ガザで救出された人質2人を乗せたとされるヘリコプターが現地時間12日早朝、イスラエル・テルアビブに到着し、2人はその後、病院に搬送されました。 イスラエル軍の発表によると、2人は60代と70代の男性で、ガザ南部ラファでの作戦で救出されたということです。健康状態は良いとしています。 イスラエル軍は先週、去年10月以降、ガザでとらえられている人質のうち31人が死亡したと発表、その時点で依然100人以上が拘束されているとみられていました。 ラファでは12日、イスラエル軍による激しい空爆が続き、ロイター通信などによりますと、現地当局は37人が死亡したと明らかにしました。 イスラエルのネタニヤフ首相はラファへの地上作戦へ乗り出す姿勢を強調していますが、アメリカのバイデン大統領は11日、ネタニヤフ首相との電話会談で「100万人を超える避難住民の安全を確保するための実行可能な計画無しに進めるべきではない」と述べ、懸念を表明しました。

TBSテレビ