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打ち換えた舗装に1年で穴、中央道SAで厚さ不足露見
安藤 剛
日経クロステック/日経コンストラクション
世紀東急工業が打ち換えた中央自動車道駒ケ岳サービスエリア(SA)の舗装で、供用再開の約1年後に厚さ不足の箇所が見つかった。発注者の中日本高速道路会社は2024年1月9日から1カ月、同社に入札参加の資格登録を停止する措置を講じた。
中央自動車道駒ケ岳サービスエリア(下り線)の路面。手前にポットホールが見える(写真:中日本高速道路会社)
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世紀東急は、駐車スペースの舗装でアスファルトの表層と基層を約1万4000m2にわたって打ち換える工事を実施した。工事の完了は22年12月だが、舗装厚不足の箇所はそれに半年先立つ22年6月に交通開放していた。
中央自動車道駒ケ岳サービスエリアの舗装打ち換え後の駐車スペース(写真:中日本高速道路会社)
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不足していた範囲は幅約10cm、長さ約14mだった。範囲が狭かったこともあり、中日本高速は完工時までに見つけられなかった。22年12月の工事成績評定で世紀東急に96点と高評価を与えた。
中日本高速は約半年たった23年5月、日常点検で駒ケ岳SAの路面に面積約200cm2、深さ2cm程度のポットホールを発見した。これがきっかけで舗装厚不足が判明した
打ち換えた舗装に1年で穴、中央道SAで厚さ不足露見 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)