それが、事実なら、刑務所へ入れろ!
================
堤防道路の舗装から基準値超えるヒ素、施工時に汚染材使用か
青野 昌行
日経クロステック/日経コンストラクション
堤防道路の舗装から基準値超えるヒ素、施工時に汚染材使用か | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)
名古屋市西区の庄内川堤防道路で、
舗装の一部から環境基準の3倍を超えるヒ素などが検出された。
川の水への流出は確認されていない。
舗装の施工時に、汚染された材料を使っていた可能性が高い。
堤防を管理する国土交通省庄内川河川事務所が2023年12月21日に明らかにした。
庄内川堤防道路で舗装の路盤材を撤去している様子(写真:国土交通省庄内川河川事務所)
[画像のクリックで拡大表示]
庄内川の堤防では、
延長約300mにわたり
最大約1.3mかさ上げする工事を
22年6月~24年3月の工期で進めている。
工事に伴って頂部の道路舗装を撤去した際、
アスファルトの表層の下にある砕石などの「路盤」から検出した。
有害物質の検査は、民間の廃棄物処理会社が受け入れ条件としていた。
赤線の「調査実施箇所」が堤防のかさ上げ範囲(出所:国土交通省庄内川河川事務所)
[画像のクリックで拡大表示]
23年11月と12月に検査したところ、
ヒ素の溶出量が、
土壌汚染対策法の基準値である1リットル当たり0.01mgに対し、
最大で0.032mgを示した。
フッ素については、基準値0.8mgに対して最大1.5mg検出した。
採取した路盤材(写真:国土交通省庄内川河川事務所)
[画像のクリックで拡大表示]
庄内川の水質に関しては、
23年8月に現場付近の枇杷島(びわじま)橋で実施した調査で、
基準値を超えるヒ素やフッ素は検出されていない。
この堤防が1973年に愛知県から国へ移管された当時、
既に道路は舗装されていた。
堤防道路の舗装は通常、
切削オーバーレイでアスファルトの表層だけを更新する。
移管以降、路盤材を含めて舗装を打ち換えたかどうかは分からず、
路盤の施工時期は不明だという。
有害物質が舗装の施工時や完成後に混入したとは考えにくいため、
当初の路盤材が汚染されていた可能性が高い。
庄内川河川事務所では、
「当時の施工者や路盤材の販売会社は分からない」(林昌広副所長)という
堤防道路の舗装から基準値超えるヒ素、施工時に汚染材使用か | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)