富山県でも住宅全壊、氷見市など県北西部に被害集中

中東 壮史

 

日経クロステック/日経アーキテクチュア

 

 

石川県志賀町で震度7を記録した能登半島地震。

 

 

隣接する富山県も、

富山市や氷見市など広い範囲で最大震度5強の強い揺れに襲われた。

 

 

気象庁が公開している過去の震度データベースによると、

 

同県で震度5強の揺れを観測したのは初めてだ。

 

 

 

能登半島地震で被害を受けた、富山県氷見市の様子。2024年1月2日撮影(写真:毎日新聞社/アフロ)

能登半島地震で被害を受けた、富山県氷見市の様子。2024年1月2日撮影(写真:毎日新聞社/アフロ)

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 富山県によると、1月9日午後1時時点で地震による死者は出ていない。住宅などの被害は合わせて974件で、内訳は全壊が16件、半壊が28件、一部損壊が770件、未分類が160件にのぼる。火災は5件の報告があった。全壊した建物はすべて、県北西部に位置する氷見市の住宅だった。

富山県が24年1月9日に発表した、県内に立つ住宅などの地域別被害件数(出所:富山県の資料を基に日経クロステックが作成)

富山県が24年1月9日に発表した、県内に立つ住宅などの地域別被害件数(出所:富山県の資料を基に日経クロステックが作成)

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 被災した建築の物応急危険度判定も進んでいる。

 

担当する富山県土木部建築住宅課は、

「氷見市や高岡市など、震源に近い県北西部に建物被害が集中している。

揺れによる被害に加え、

 

液状化

 

地盤のずれによる不動沈下、

 

建物基礎の損傷など

 

を確認した」と語る

 

 

富山県でも住宅全壊、氷見市など県北西部に被害集中 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)