岸田首相「大規模な被害を確認」支援のため関係省庁幹部を現地派遣 4日の伊勢神宮参拝は延期
岸田首相は2日、石川県で震度7を観測した能登半島地震を受けて会見し、「人的被害、建物倒壊など、大規模の被害が確認されている」として、救命救助に全力をあげるとともに、支援のため、関係省庁の幹部を現地に派遣すると明らかにした。1月4日に予定されていた伊勢神宮参拝は延期する。
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会見で岸田首相は、「昨夜から全力をあげて情報収集に努めているが、道路寸断のため、能東半島北部地域への立ち入りが極めて困難な状況にある。上空からヘリで視察した結果、道路の寸断、土砂崩れ、火災等の被害が広範囲に確認された」と述べた。 さらに、地元自治体、警察、消防、自衛隊の情報を災害対策本部がとりまとめたところ、「これまでに多数の人的被害、建物崩壊、火災など、大規模の被害が確認されている」と述べた。 人的被害について岸田首相は、午前7時の時点で、死者4人、災害との関連を調査中の死者2人、重傷者3人、軽傷者27人と説明した。 また、被災者への支援を行うため、「関係省庁幹部を本日中に現地に派遣するよう指示した」と述べた。 一方、1月4日に予定していた恒例の伊勢神宮参拝について、「今後1週間は最大震度7程度の地震が警戒される」として、参拝を延期することを明らかにした。 伊勢神宮で行う予定だった年頭の会見は、官邸で行うという。 また、岸田首相は、「被害状況などについての悪質な虚偽情報の流布は決して許されるものではない。こうした行為は現に謹んでほしい」と強調した。
フジテレビ,政治部
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