人質誤射「心痛」も軍事圧力継続 イスラエル首相
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相。エルサレムで(2023年12月10日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は16日、同国軍がパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で人質3人を誤って射殺したことについて、心痛としながらも、人質全員を取り戻すためには「軍事的圧力は必要」だとして、イスラム組織ハマス(Hamas)掃討作戦を継続する考えを示した。
ネタニヤフ氏は人質の誤射を受け「心が痛んだ。国全体も心を痛めた」と表明。その一方で、「人質を取り戻し、敵に勝利するためには軍事的圧力が必要だ」と語った。
人質3人は白旗を掲げ、ヘブライ語で助けを求めたにもかかかわらず
射殺したことをイスラエル軍が認めたのを受け、
政府に対し、
ハマスとの間で人質解放交渉を再開するよう求める声が高まっている。
ネタニヤフ氏はしかし、
「交渉担当者には軍事的圧力(の下での交渉入り)を指針として伝えている。それなしには何も得られない」と述べた。 一方、ハマスはこの日、「住民に対する攻撃が完全に停止されない限り(人質とイスラエルに収監されているパレスチナ人との)交換交渉には応じない」と表明した。
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