ハマスの終わりの始まり」 多数投降とイスラエル首相
イスラエルのネタニヤフ首相=10日、エルサレム(AP=共同)
【エルサレム共同】
イスラエルのネタニヤフ首相は10日のビデオ声明で、
過去数日でイスラム組織ハマスの
多数の戦闘員が投降したとして
「ハマスの終わりの始まりだ」と主張した。
ロイター通信によると、
イスラエル軍戦車が
10日、
地上侵攻するパレスチナ自治区ガザ南部の
最大都市ハンユニス中心部に到達した。
激しい戦闘が続き、
ガザ保健当局によると、
10月に戦闘が始まって以降のガザ側の死者は1万7997人に上った。
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ネタニヤフ氏は掃討には時間がかかるとし、
ハマスのガザ地区トップ、
シンワール指導者のために死ぬなと述べ、
さらなる戦闘員の投降を求めた。
イスラエルは同指導者を10月の奇襲の首謀者と見なし、
行方を追っている。
軍は10日、
ガザ北部シャジャイヤのハマス新司令官を殺害したと表明、
北部ジャバリヤでも戦闘を続けた。
空軍は今月1日の戦闘再開後、
3500カ所以上のハマスの標的を攻撃した。
イスラエル政府報道官は、
軍がこれまでに少なくとも7千人のハマス戦闘員を殺害したと述べた。
ハマスも徹底抗戦しており、
10月下旬の地上侵攻以降、
イスラエル軍兵士98人が死亡している