プーチンと愛人の「超豪華ヨット」の内部写真が流出...ロシア野党指導者が公表 「誰もがうらやむ」

ニューズウィーク日本版

<トルコ停泊している5000万ドルのスーパーヨット「ビクトリア」は、プーチンがロシア海軍の造船所で作らせたものか>

Aynur Mammadov/Shutterstock

 

 

 

 

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と関係がある豪華なヨットが、トルコのイスタンブールに停泊していることが明らかになった。さらには、その内部とされる写真もネット上にアップされたが、その豪華さには驚くばかり。この約5000万ドルのヨットは、プーチンの愛人とされるアリーナ・カバエワが頻繁に利用しているという。

 

 

 

 

  【写真】プーチンと愛人の「超豪華ヨット」の内部写真が流出...ロシア野党指導者が公表 「誰もがうらやむ」 

 

 

 

 

ロシアの反体制派の

ミハイル・ホドルコフスキーが創設した団体「ドシエセンター」は、

全長71メートルの「ビクトリア」という船名の船が、

10月下旬からイスタンブールの造船所に停泊していることを発見した。 

 

ドシエセンターの情報筋によると、

この豪華なスーパーヨット(大型クルーザー)は、

プーチンとの関係が確認された9隻目の船だ。

 

ヨットは、NATO加盟国であるトルコの造船所で修理中であることがわかった。 

ヨット内部の写真を見ると、黒、白、茶色を基調とした豪華なエンターテイメントスペースには、大きな三日月形のソファや柱、鏡張りの天井、天窓が施されている。

 

 

 ミニマルなベッドルームの写真もあり、

ステージタイプの巨大な円形ベッドに鏡張りの天井、大型テレビ、ワークスペースがある。セカンドベッドルームには、大きなベッド、マホガニーのベッドサイドテーブル、壁際にはソファが置かれている。 

 

 

■プーチンの公式な給与は「年間約12万ドル」 

 

このヨットは、公式にはプーチンの長年の盟友であるロシアの大富豪ゲンナジー・ティムチェンコの関連企業に登録されていると報じられている。 

 

 

ビクトリアは、

2005年にロシア海軍の船舶を建造するセブマシュ造船所で建造が開始され、

2019年に完成した。

 

完成が大幅に遅れたのは、

ティムチェンコの知人であるセルゲイ・マスロフが

代金の支払いを止めたからだ。 

 

 

ホドルコフスキーはX(旧ツイッター)で、

プーチンは「公式には年間約12万ドルの大統領給与で生活しているため、これらのものに自分の名前をつけることはできない」と投稿した。

 

「ビクトリアの書類にはプーチンの名前はどこにも出てこないが、彼の個人的な船であることを示す証拠は多数ある」 

 

 

■カバエワの親友の写真にビクトリアの姿が

 「第一に、原子力潜水艦を専門とするロシア海軍の造船会社にヨットを発注することなど、彼の他には誰もできないだろう」とホドルコフスキーは指摘。

 

「さらに、このヨットは(プーチンの黒海の他の船と同様に)ソチを拠点とし、

しばしばプーチンが所有する他の船と共に

彼の宮殿があるゲレンドシクのイドコパス岬を定期的に訪れている」と述べた。

 

 ビクトリアの乗組員リストには、

プーチンや彼の側近とつながりのある船で働いていたことで知られる船員数名の名前が含まれているという。

 

ホドルコフスキーはまた、

カバエワの親友である新体操選手ナタリア・ベルギナが公開した写真の背景に、

ビクトリアが映っているのをドシエセンターが発見したと説明した。

 

 

 「ドシエセンターの情報源によれば、

カバエワはしばしば友人や家族と共にビクトリアで休暇を過ごしている」とホドルコフスキーは述べている。

 

イザベル・ファン・ブリューゲン

 

 

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