ロシア、要衝に大部隊投入 歩兵重視に転換か ウクライナ東部

時事通信

20日のロシアによるミサイル攻撃を受け、損壊した病院のがれきを撤去する救助隊=22日、ウクライナ東部ドネツク州ドネツク近郊(AFP時事)

 

 

 

 

 

 ウクライナ侵攻を続けるロシア軍は、戦略的要衝である東部ドネツク州アウディイウカ周辺に大規模な部隊を投入している。

 

 

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AFP通信が23日、ウクライナ軍関係者の話として報じた。

 

 

ロシアはこれまでにアウディイウカを巡る戦闘で多くの兵員や装備を失ったが、同地を奪取する計画を諦めていない。  

 

 

親ロシア派の拠点、州都ドネツクから近いアウディイウカは、1年9カ月続く軍事侵攻の激戦地の一つ。

 

 

ロシアは10月、数百台の軍用車両で包囲しようとし、総攻撃を仕掛けた。

 

しかし、西側当局者によれば、

ロシアは多くの車両を失い、

作戦は失敗した。  

 

 

ウクライナ軍の大隊幹部はAFPの取材に

「あちこちに遺体が確認できる」と現地の状況を説明した上で、

「ロシアは恒常的に攻撃を仕掛け、われわれの防衛線を疲弊させようとしている」と述べた。

 

 

同幹部は、

ロシアが現在、歩兵部隊を重視する作戦に転換し、

「アウディイウカを奪取する機会を狙っている」と指摘。

 

 

「(ウクライナ軍は)半分包囲されている」と認めたが、

同地を守り抜く十分な部隊を有していると強調した。  

 

 

一方、複数のウクライナ政府高官が

23日明らかにしたところによると、

各地でロシアの攻撃が相次ぎ、

ドネツク州東部のウクライナ支配地域で2人が死亡。

 

 

また、南部ヘルソン州でも3人が犠牲になった

 

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