一時は大量閉店も…… “約3年で店舗が倍”、バーガーキング躍進のワケ
約5年前に大量に店舗を閉店していたハンバーガーチェーンの「バーガーキング」が、約3年で店舗数を倍にする躍進を遂げています。
どのような戦略があったのか聞きました。
バーガーキングは米国発のハンバーガーチェーンで、ボリュームのあるハンバーガー「ワッパー」が人気。
日本には1993年に上陸し、
撤退の後2007年に再上陸。
現在はビーケージャパンホールディングスが運営しています。
2019年5月に国内99店舗のうち
22店舗が閉店になることが明らかになり、
一時は「また日本撤退か……?」
と動揺するファンも見られましたが、
同社は当時「成長戦略加速のため」と説明。
実際に店舗は拡大しており、
約3年間で100店舗から200店舗に増えています。
11月には4店舗を出店(2023年11月30日時点で全国204店舗の予定)。
この躍進を可能にした戦略について、
ビーケージャパンに聞いたところ、
2019年の大量閉店前から、
根本的な出店戦略を見直したとのこと。
「不採算店舗を閉店し、
投資をしても回収できないエリアへの出店はやめ、
初期投資が少ない、
商業施設やショッピングセンターへの出店を強化しました」
現在は関東・関西エリアを中心に出店を増やしているものの、
今後は全国への新規出店を強化しているとしています。
店舗数の拡大を実現できた要因は、
「直火焼き方式」によるビーフパティ
にあると考えていると同社は述べています。
「直火焼きの本格的なバーガーのおいしさを多くのお客様に好んでいただけたため、店舗数を増加してこれたのだと考えています」。ちなみに最も人気があるメニューは、王道の「ワッパーチーズ」とのこと。 今後の出店については、2028年をめどに600店を目指すとしています。「今後も積極的な新規出店を計画しており、バーガーキング未進出エリアにも新規出店予定です」
ねとらぼ