**十年前、

 

日本の小学校で習った、今だに、覚えている、”シラス台地”という言葉、

 

それ以来、人生で、初めて、目にする、言葉です。

 

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斜面崩壊で橋台基礎が露出、原因は「シラス」の浸食

夏目 貴之

 

日経クロステック/日経コンストラクション

 

 

鹿児島県内を通る東九州自動車道で橋台基礎の露出を招いた斜面崩壊は、長年の降雨による火山堆積物「シラス」の浸食で生じた可能性が高いと分かった。国土交通省大隅河川国道事務所が2023年10月20日に開いた対策検討会(委員長:審良善和・鹿児島大学准教授)の第2回会合で明らかにした。

斜面崩壊が生じた大鳥川橋の橋台付近。杭基礎が露出した。崩壊土量は算出していない(出所:国土交通省大隅河川国道事務所)

斜面崩壊が生じた大鳥川橋の橋台付近。杭基礎が露出した。崩壊土量は算出していない(出所:国土交通省大隅河川国道事務所)

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 斜面崩壊は、野方インターチェンジ(IC)―

曽於弥五郎IC間に架かる大鳥川橋の橋台の傍らで生じた。同区間を管理する大隅河川国道事務所が23年9月24日に把握。学識者などで構成する国交省九州地方整備局のTEC-Doctor(テックドクター)と共に調査し、安全性などの懸念から10月6日に同区間を通行止めにした。

 

 

基礎の根入れ長などを確認した上で、崩壊した斜面へのモルタル吹き付けや排水経路の切り回しといった緊急対策を講じて10月21日に規制を解除した。

 

 大鳥川橋は13年に完成した長さ292mの3径間連続箱桁形式のプレストレストコンクリート(PC)橋だ。橋台の基礎には傾斜地などに多い深礎杭を採用した。斜面崩壊に伴う同橋自体の損傷や沈下は生じなかった。

 

 対策検討会は現地調査などを踏まえ、橋台周辺に分布するシラスが降雨によってもろくなり崩壊したと推定した。大規模な降雨がきっかけではなく、継続的な雨水の流入で徐々に浸食が進んだと見られる。大鳥川橋の施工や橋面からの排水による影響はなかったという

 

 

 

 

斜面崩壊で橋台基礎が露出、原因は「シラス」の浸食 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)