米軍、シリア東部のイラン関連施設を攻撃=国防総省

ロイター

 10月27日、米軍は、イランのイスラム革命防衛隊とその支援を受けるグループがシリア東部で使用している2つの施設を攻撃した。写真はオースティン米国防長官。11日ブリュッセルでの代表撮影(2023年/ロイター)

 

 

 

Idrees Ali Phil Stewart [ワシントン 26日 ロイター] - 

 

 

米軍は26日、イランのイスラム革命防衛隊とその支援を受けるグループがシリア東部で使用している2つの施設を攻撃した。シリアとイラクで米軍への攻撃が相次いでいることを受けた。米国防総省が発表した。 

 

 

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オースティン国防長官は声明で、今月17日に始まった親イラン武装組織によるイラク・シリア駐留米軍への攻撃に対応する「精密な自衛攻撃」だと説明した。 攻撃はバイデン大統領が命じた。 オースティン氏は「イランの支援を受けた米軍への攻撃は容認できず、止めなければならない」とした上で、「イランの代理勢力による米軍への攻撃が続くようであれば、国民を守るため、さらに必要な措置を取ることをためらわないだろう」と述べた。 バイデン大統領は、中東地域で米軍部隊を攻撃の標的にしないよう、イランの最高指導者ハメネイ師に「直接メッセージ」を伝えた。米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官が26日明らかにした。 米国防総省によると、イスラエルとイスラム組織ハマスとの紛争で緊張が高まる中、米軍と連合軍は過去1週間で、イラクとシリアで少なくとも19回、イランが支援する組織に攻撃を受けた。21人の米兵が軽傷を負い、その大半が外傷性脳損傷だったという。 米政府高官によると、今回の攻撃はイラクと国境を接するシリアの町アブ・カマル付近で現地時間27日午前4時半頃に実施。F-16戦闘機2機が精密兵器で武器弾薬貯蔵施設を攻撃した

 

 

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