ガザ戦闘 イスラエル地上作戦の準備を進めていると明言、ネタニヤフ首相「戦時内閣が決定」 国連安保理決議案は双方否決
イスラエルと、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの大規模戦闘をめぐり、緊張感が高まっている。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は
25日、声明を発表して
ガザへの地上作戦に踏み切る準備を進めていることを明言し、
タイミングは「戦時内閣が決定する」と述べた。
ネタニヤフ氏は声明で、
ガザ地区の非戦闘員に南部へ移動するよう改めて呼びかけ、
イスラエル国民に対しては
「民間人の防衛のための武装を支援している」と話した。
国連安全保障理事会では25日、
ガザの人道状況改善のため、
イスラエル軍やハマスに
「一時的な戦闘中断」を要請する
米国提出の決議案が採決にかけられ、
ロシアと中国が拒否権を行使して否決された。
米国案は、
全ての国に自衛権と国際法の順守義務があると明記したうえで、
一般市民への暴力を非難して戦闘の中断を求めたが、
ロシア、中国のほか、アラブ首長国連邦(UAE)が反対した。
ロシアと中国は、
決議案について「停戦」を呼びかけておらず、
地上作戦を食い止められないと説明した。
ロシアが、
米国案に対抗して提出した
「停戦」を求める決議案も採択に必要な賛成を得られずに否決となった
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