ハマスがイスラエル女性2人を解放、3日ぶり2度目 続く駆け引き

 

 

朝日新聞デジタル

2023年10月7日、イスラエルへの越境攻撃で拘束した民間人をガザへ連れ去る男たち=AP

 

 

 

 

 パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが23日夜、人質としていたイスラエル人女性2人を解放したとSNSで明らかにした。中東のカタールとエジプトが仲介したという。人質の解放は、20日の米国籍の母娘2人に続いて2回目。イスラエルによるガザへの地上侵攻が間近とされるなか、人質をめぐる駆け引きが続いている。 

 

 

 

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2人はヨシェベド・リフシッツさん(85)とヌリット・クーパーさん(79)。

 

 

7日のハマスによる急襲でガザに連れ去られた。

 

 

エジプト国営中東通信によると、

2人はガザ地区とエジプトの国境にあるラファ検問所で解放されたという。

 

 

  エジプトのテレビ局カヘラニュースの映像では、

2人が赤十字国際委員会(ICRC)のスタッフに付き添われながら、

救急車で処置を受ける様子が映っていた。

 

 

 

ハマスは声明で、

人道的配慮や健康上の理由から解放したと説明。

 

一方、「先週金曜日(20日)に敵から受け渡しが拒否されていた」とも付け加えた。

 

 

  ハマスのオスマン・ハムダン報道官は

カタールの衛星放送局アルジャジーラの取材に

「(イスラエルの)ネタニヤフ首相に(人質の)受け渡しを拒否されていた。受け入れたのは、おそらく国民からの圧力によるものだろう」と主張。

 

 

 

「我々は見返りに何を得ることもなかった。

 

人道的理由から解放した」と話した。  

 

人質を巡っては、人質解放や人道支援のための時間を確保するため、ガザへの地上侵攻を遅らせるようバイデン米政権がイスラエルに求めた、と複数の米メディアが報じている。

 

朝日新聞

 

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