日本工営が交通データを改ざん、渋滞を無かったことに
安藤 剛
日経クロステック/日経コンストラクション
日本工営の本社ビル(写真:日経クロステック
日本工営が国土交通省から受注した渋滞対策検討業務で、北九州市内の交差点で発生している交通渋滞を無かったかのように偽っていたことが分かった。目視調査の結果と合うように、「ETC2.0」で収集したデータを改ざんしていた。国交省北九州国道事務所と日本工営がそれぞれ2023年10月6日に発表した。
■中井交差点は北九州市の中心部付近に位置
「89」という数値で示されているのが国道199号中井交差点(出所:国土交通省)
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調査結果を偽ったのは、
北九州市小倉北区内の国道199号と市道が交差する「中井交差点」だ。
国交省や関係自治体などで構成する福岡県交通渋滞対策協議会が指定した「主要渋滞箇所」の1つだった。
日本工営は北九州国道事務所管内の渋滞対策検討業務を約1600万円で受注し、22年4月~23年5月に実施した。中井交差点では現地での目視とETC2.0のデータ収集で渋滞状況を調査した
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