
防音DIY建材
ピアリビングでは、安価で手軽に防音対策を始めることが出来る、初心者でも扱いやすい防音建材を取り扱っております。実際に防音実験により効果があったものだけを厳選した高品質な吸音材や遮音材などの防音建材のみを取り揃えております。厳しい品質チェックと高い性能を兼ね備えた日本製の建材を取り扱っておりますので、安心してご使用いただけます。
防音DIY建材の種類
1.吸音材
吸音材は、「音を吸収して小さくしてくれる効果がある」建材です。振動からなる音のエネルギーを熱エネルギーに変換させることで、音を軽減することが出来ます。室内の不快な反響音を軽減したり、残響時間を調整することも出来る防音対策に最も欠かせない建材です。特に、自作で防音室や防音ブースを作成する際や、壁の防音対策を行う際にはぜひご活用ください。
- スタッフの一言
- 吸音材は、壁や窓、天井裏から床下まで、幅広くご使用いただけます。素材の種類によって、取扱方法が大きく違ってきますので予めご確認ください。
2.遮音材
遮音材は、「音を反射させて跳ね返すことで反対側に通しにくくする効果がある」建材です。遮音材は、単体では防音効果を発揮しづらいですが、吸音材と合わせてご使用頂くことで相乗効果により防音効果を高めることが出来ます。※遮音材は重量があるため、取り扱いには注意して下さい。
- スタッフの一言
- 遮音材は、主に吸音材と合わせて壁や窓に使用したり、防音カーペットと合わせて床に使用することができます。単体で使用するよりも、他の建材と組み合わせて使っていただくことをお勧めいたします。
3.防振材(制振材)
防振材は、その名の通り振動を軽減することに特化した建材です。主に床に設置されることが多く、カーペットやラグ・マットなどと併用することで足音や楽器・運動器具などの振動をより効果的に軽減することが出来ます。
4.鉛製品
鉛製品は、遮音材や制振材の一種としても挙げられますが、あまりDIY慣れていない方や初心者には非常に扱いが難しい商品です。吸音材と併用することで、重低音や振動にも効果を発揮してくれる建材です。
- スタッフの一言
- 鉛製品は、使用方法によっては有害物質を発する場合もあるため、取り扱いには充分注意した上でご使用ください。
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防音賃貸住宅」が人気、入居待ち急増の理由
動画配信、在宅勤務…コロナ禍を経てニーズ
防音室でオンラインゲームをプレーするモスラメソさん(東京都内で)
防音対策を施した賃貸マンションの人気が高まっている。
従来は、音楽家や音大生が主に利用していたが、
ユーチューバーや
在宅ワーカーなど利用者が多様化している。
不動産大手も参入し始めており、
今後の住まいの選択肢の一つになりそうだ。
「さあ、ボスを倒しに行きますかー!」
「モスラメソ」の名前でゲーム実況をユーチューブで配信する東京都内の男性(33)は、
自宅のパソコンを操作しながら視聴者に呼びかけた。
画面上のキャラクターを巧みに操り、敵を倒していく。
攻撃を受けると、「イテー!」と大きな声を上げた。
男性が住むのは、
防音賃貸マンション「ミュージション」だ。
同マンションでは、
全居室に防音室が設けられているのが特徴だ。
防音室は
建物の躯体と接しない構造で、
間に遮音材を敷き詰めている。
工場内の騒音相当の非常にうるさい100デシベルの音が、
壁を通すと極めて静かな25デシベルまで軽減する性能がある。
男性は3年前から配信者として活動。
当初は一般的な賃貸マンションに住んでいたため、
隣の部屋への音漏れや
救急車のサイレンなど外部の音が配信動画に入ることが悩みだった。
防音カーテンを取り入れたり、
扉の隙間にテープを貼ったりしたが不安は消えず、
今年1月に転居。
納戸付き1LDKで家賃は約23万円だ。
周辺にある一般の賃貸住宅に比べ、
3割ほど高いという。
男性は、
「大きな声を上げても音漏れの心配がないので快適。視聴者もより楽しんでくれていると思う」と話す。
ミュージションは
不動産開発「リブラン」(東京)が手がける。
約20年前から音楽愛好家向けに展開してきたが、
近年は
ユーチューバーや
在宅ワーカーなど、
自宅で仕事をする人、
子どもの騒ぐ声が気になる子育て世代の利用が
増えているという。
東京中心に約30棟を展開するが、
入居待ちの人数は
2020年8月の435人から
23年6月の3800人に急増。
ミュージション事業部次長の三ツ口拓也さんは、
「コロナ禍の在宅勤務を経て、住まいの防音ニーズが顕在化した」と話す。
住宅情報サイト「SUUMO」の副編集長、
笠松美香さんも「ユーチューバーや声優など、
家でもできる仕事が増えてニーズは拡大している。
一方で、特殊な構造ゆえ、建築費は高くなる傾向にあって、需要に応えられるほど供給が追いついていない」と話す
大手も相次ぎ新規参入
「アスティーレスタジオ経堂」では、防音室の窓に遮音性能の高い三重サッシを採用している=アスコット提供
ただ、近年は大手による新規参入も相次いでいる。
三井不動産レジデンシャルは
今年7月、
「パークアクシス」シリーズで初めて
全室防音室付きの賃貸マンションを都内に建設。
長谷工不動産も
昨年初めて、
音楽制作者や配信者向けの防音賃貸マンション「トラック」を、
都内と川崎市に建設した。
同社広報担当者は、
「働き方の変化などで需要は増えており、市場拡大の可能性は十分ある」と説明する。
アスコット(東京)が
昨年10月、
都内に建設した防音賃貸マンション「アスティーレスタジオ経堂」は
募集開始から4か月で満室になった。
音大生や
音楽愛好家のほか、
映像作成など自宅で仕事をする人
に好評だったという。
同社はさらに都内で5か所の建設を計画している。
楽器演奏ができる
物件を専門に扱う検索サイト「カナデルーム」を運営するパッセージ(横浜)
の田中裕之さんは、
「今年の物件への問い合わせ数は前年比10%増で、防音賃貸マンションへの関心の高まりがうかがえる。
間取りや駅からの距離などだけでなく、
自分らしく暮らせるかどうかを重視するようになってきている」と話す。
(読売新聞生活部 米山裕之
「防音賃貸住宅」が人気、入居待ち急増の理由(大手小町(読売新聞)) - Yahoo!ニュース