線虫使ってがん検査、学会が調査 年内にも精度評価
がん患者の尿に反応する線虫(HIROTSUバイオサイエンス提供)
体長約1ミリの「線虫」を使って
人の尿から
がんの有無を調べる
検査法の精度を検証するため、
日本核医学会のワーキンググループなどのチームが、
実態調査を始めた。
学会関係者が12日、明らかにした。
陽電子放射断層撮影(PET)検査を提供する全国の医療機関を対象に
アンケートし、
年内にも結果を取りまとめることを目指す。
検査はベンチャー企業「HIROTSUバイオサイエンス」(東京)が開発した「N―NOSE」。
同社はPET検査には
線虫検査の精度を検証する能力はない上、
アンケートは主観的な偏りが入りやすい手法だなどとして
「信頼のおける検証にはなり得ない」と指摘した