待つのは危険な平野横断

 

頼みの、”F-16” 戦闘機

 

実際、今日もらっても、

 

明日から、使用して、ロシアを攻撃する?

 

なんていうのは、不可能で、

 

まあ、現実的には、有効で、安全で、逆打ちされないような

 

体制を作るのは、

 

早くて、来年お、6月以降でしょうし、

 

ウクライナ政府は、それプラス、

 

スウェーデンの、戦闘機をも、望んでおりますが、

 

これも、非常に、無理難題で、望みがかなうにはーーーー????

 

 

 

 

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南部で塹壕突破したウクライナ部隊、次に待つのは危険な平野横断

Forbes JAPAN

マルダー歩兵戦闘車(Karolis Kavolelis / Shutterstock.com)

 

 

 

 

 

ロシアに占領されているウクライナ南部ザポリージャ州のメリトポリまで伸びる約80kmの軸に沿って攻勢をかけているウクライナ軍の旅団は、べルボベの西、トクマクの北に広がるロシア軍の主要な防衛線を突破した。 第82空中強襲旅団と、共に戦っている部隊に属するマルダー、ストライカー、BMPの各歩兵戦闘車はここ数日で、防衛線の一番外側にある塹壕の周辺を駆け回り、「竜の歯」と呼ばれる戦車の進行を妨げるコンクリート製の障害物を縫うように通り抜け、べルボベに向かって進んだ。べルボベではロシア軍の3個連隊と付属の特殊作戦部隊、そして予備兵が必死の防衛戦を展開している。 「スロビキン・ライン」と呼ばれる第1防衛線の突破は、ウクライナ側にとって困難なものだった。

 

 

ロシア航空宇宙軍の総司令官を解任された設計者のセルゲイ・スロビキンにちなんで名づけられたスロビキン・ラインは、地雷と障害物、塹壕で構成される軍事要塞だ。

 

これを突破したウクライナ軍の部隊を待ち受けるのは、さらなに困難なものかもしれない。 

 

 

9月20日までにスロビキン・ラインに入ったウクライナ軍の車両部隊と歩兵は、

 

同ラインの外側の塹壕からべルボベ村の端まで約1.6kmにわたって広がる平野に出た。

 

そこにあるのは、大砲でところどころ木が失われた樹林帯や、

最近死んだ者を含むロシア兵が多数いる塹壕以外には何もない。 

 

 

つまり、身を隠す場所がほぼないのだ。ウクライナ軍の部隊がべルボベに入り、最西端の建物で安全を確保するには、ロシア軍のドローンに監視される中を少なくとも1.6km東に進まなければならない。

 

その間、ロシア側はドローンに搭載された小型爆弾や、

ドローンからの照準アシストを受けた大砲でウクライナ部隊を容易に攻撃できる。 これが楽勝だと強がる者はいない。

 

 

あるウクライナ軍将校は米紙ウォール・ストリート・ジャーナル

「われわれは突き進んでいる」と説明。

 

 

「われわれは相手を撃破している。しかし、その代償は……」

と言葉を詰まらせた。

 

 

 ウクライナ軍の損失は大きく、

今後さらに拡大することは間違いない。

 

歩兵と乗員合わせて最大11人が乗れるウクライナ軍のストライカーは、大砲に攻撃された。BMPは歩兵分隊がその上に乗っている間にドローンで爆破され、生存者は近くの樹林帯に避難した。

 

奪ったロシア軍の塹壕で休んでいたウクライナ軍の疲弊した歩兵隊は、手榴弾ほどの大きさの爆発物を積んだロシア軍の一人称視点(FPV)レーシングドローンの攻撃を受けた

 

 

隠れられる場所は樹林帯などに限られる

ウクライナの軍人オレクサンドル・ソロニコの説明によると、南部の戦場には草原や畑、樹林帯が広がっており、「高低差はわずかで、村や小川がある。地雷原も広がる。武装した攻撃部隊や避難チーム、航空偵察隊、歩兵偵察隊など、誰であってもその動きは遠くからでも見える」という。 「敵は以前から準備していた」ともソロニコは指摘する。「装備や兵士は遠くからでも発見され、狙われる。両軍とも、陣地や部隊配置の場所が限られていることを理解している。樹林帯の中には十中八九、撃つ標的がいる」 ウクライナ軍がロシア軍陣地の制圧に成功すると、砲撃はさらに激しくなる。ロシア軍の航空機の乗員や砲兵は、ウクライナ軍に渡るかもしれないという想定で、かつての自軍の陣地を攻撃するためにあらかじめ位置を登録しているからだ。 ソロニコによると、重さが1360kg以上あるロシア空軍の衛星誘導の滑空弾は、ウクライナ軍が最も恐れているものだ。誘導弾のKABは1発で数mの深さの穴を開け、数km離れたところにいる無防備な歩兵を殺すことができる。ロシア側は「爆弾を惜しみなく使っている」という。 要塞を突破し、平野を横断する際に直面するあらゆる危険について、ウクライナ軍は少なくともその対処法を知っている。第82旅団、そして第46空中機動旅団や第47機械化旅団などメリトポリ軸に沿って戦う部隊は、べルボベを攻撃するにはまず、北西に数km離れたロボティネを解放しなければならなかった。 ロボティネの塹壕は、べルボベの塹壕と同じくらい大きな障害だった。それを突破するために、ウクライナ軍は砲兵隊を先頭にして徒歩で移動した。次のロシア軍の陣地を制圧するために払うことになりそうな犠牲を慎重に計算しながら、ゆっくりと前進した。 ベルボベの解放という次の大きな任務には、少なくともウクライナ軍の第9軍団が細心の注意を払っているはずだ。同軍団は南部戦線で最も装備の整った多くの旅団を擁する強力な編隊だ。ロボティネをめぐって戦った数週間、南部の旅団は装甲車の大部分を、最初の大隊がスロビキン・ラインを突破した日に示されたそのチャンスのために温存していた。 以前ならウクライナ軍は徒歩で前進していたかもしれないが、今や高性能の歩兵戦闘車であるマルダーとストライカーに乗って進んでいる。 ウクライナ軍はそうした兵士の多くを失うだろう。だが、車両が設計通りに機能すれば、最も破壊力のある攻撃を受けた場合を除いて乗員や搭乗の兵士を守ることができる。「装甲は危険を伴う特定の目的を果たすものだ」「これらの行動は人命を救うため正当化される」とソロニコは説明する。 たとえストライカーやマーダーが燃えても、歩兵はベルボベまで1.6km続く平野で戦い続けることができるかもしれない。

David Axe

 

 

 

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