欧州委員長、移民殺到の島訪問へ イタリア首相が支援要請
１５日、移民を乗せイタリア南部ランペドゥーザ島沖を進む船（ＥＰＡ時事）
【ブリュッセルAFP時事】
欧州連合（EU）欧州委員会の報道担当官は16日、フォンデアライエン欧州委員長が17日にイタリア最南端のランペドゥーザ島を訪問すると明らかにした。 同島にはアフリカ大陸から海路で欧州を目指す移民らが押し寄せ、イタリアのメローニ首相がEUに支援を求めていた。 欧州委報道担当官はSNSで、フォンデアライエン氏が「メローニ氏の招待でランペドゥーザ島を訪れる」と表明。メローニ氏も同行する。伊当局者も訪問予定を確認したが、詳細は未定だと説明した。 国連機関によると、ランペドゥーザ島には11～13日の3日間で、島の人口を上回る約8500人が到着。イタリアのサルビーニ副首相は、移民殺到に「戦争行為だ」と反発している