ウクライナ西部リビウの市長が初来日 医療施設が不足 日本の支援に期待示す
初来日したウクライナ西部リビウの市長は、日本人が設計した医療施設を市内に建設する計画が進んでいると話し、日本からのさらなる支援に期待を示しました。 リビウ サドビー市長:「これは私たちの病院の新たな中心となる。現在、病院は満床だ。新たな手術とリハビリのための施設が必要だ。この計画は私の街にとって、国にとって、非常に重要だ」 初めて来日したウクライナ西部リビウのサドビー市長は5日、都内で会見し、「ロシアによる侵攻後、リビウではウクライナ各地から避難民をおよそ15万人受け入れている」と話しました。 そのうえで、「リビウの病院では5万人の負傷した市民や兵士を受け入れていて、医療施設が不足している」と述べ、日本の政府や民間企業などに資金面や技術面での支援を呼び掛けました。 また、サドビー市長はリビウで現在、日本人の建築家・坂茂さんが設計したリハビリ施設の建設計画が進んでいることを明らかにしました。 このリハビリ施設は、ウクライナ国内で余っている木材を使用して建設される予定だということです。 会見に同席した坂さんは、実際にリビウを訪れた際の経験について、「これほど手足のない人たちを見たのは初めてで、ショッキングだった」と語り、医療支援の必要性を強く感じたと振り返りました。 [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp