福岡に藤本壮介氏デザイン監修の公園、東京建物が代表の団体がPark-PFI優先交渉権
川又 英紀
日経クロステック
建築家の藤本壮介氏がデザイン監修を務める公園が、福岡市のJR博多駅前に誕生する見通しとなった。2024年度に着工し、25年春から順次供用を開始する計画だ。
東京建物を代表企業として、梓設計(東京・大田)や旭工務店(福岡市)、木下緑化建設(福岡市)、ランドスケープむら(福岡市)を構成員とするコンソーシアムは23年8月14日、福岡市より「明治公園整備・管理運営事業」の優先交渉権者に選定された。コンソーシアムは藤本氏が代表取締役を務める藤本壮介建築設計事務所(東京・江東)を総合デザイン監修者に起用している。同年9月中にも市と事業基本協定を締結し、設計に着手する予定だ。
施設全体のイメージ。宙に浮かんだような立体回廊ができる(出所:東京建物、梓設計、旭工務店、木下緑化建設、ランドスケープむら)
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この事業では福岡市が管理する公園では初めて、都市公園法に基づく公募設置管理制度(Park-PFI)を活用する。民間事業者が公園の整備と20年間の管理運営を行う。
市は23年3月に事業者の公募を始め、東京建物のグループと日比谷花壇(東京・港)を代表企業とするグループの2つが名乗りを上げた。外部有識者などから成る提案評価委員会が内容を評価し、東京建物のグループを優先交渉権者に選んだ。
施設の配置イメージ。5つの広場を設ける(出所:東京建物、梓設計、旭工務店、木下緑化建設、ランドスケープむら)
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対象地は、福岡市博多区博多駅前3丁目にある明治公園。面積は約3572m2。JR博多駅のほぼ目の前で、徒歩5分ほどの距離にある。九州の陸の玄関口にふさわしい公園として、市民や観光客の憩いの場になるよう再整備する。事業コンセプトは「The Gateway Park “HAKATA MEIJI”」だ。
明治公園の位置図。JR博多駅に近い(出所:東京建物、梓設計、旭工務店、木下緑化建設、ランドスケープむら)
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明治公園は、
23年3月に本店本館の建て替えプロジェクトを発表した、
福岡県が地盤の
西日本シティ銀行に隣接する。
JR博多駅前は25~26年にかけて緑が増え、街並みが激変することになりそうだ。
福岡に藤本壮介氏デザイン監修の公園、東京建物が代表の団体がPark-PFI優先交渉権 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)
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2023/04/25