レッドブルF1代表、フェルスタッペンを「一世一代の才能」と絶賛。女房役ランビアーゼはジェイソン・ステイサム級の冷静さ?
滑川 寛
スパ・フランコルシャンで行なわれたF1第13戦ベルギーGP。土曜日のスプリントと日曜日の決勝レース両方を制したのはレッドブルのマックス・フェルスタッペンだった。
日曜日の決勝レースに関してはギヤボックス交換によるグリッド降格ペナルティで6番手からのスタートとなったが、フェルスタッペンはそれをものともせず、2番手のチームメイト、セルジオ・ペレスに約22秒差をつけて優勝した。
フェルスタッペンはこれで今季10勝目。
チーム代表のクリスチャン・ホーナーは
「一世一代の才能だ」と
褒めちぎっている。
ホーナーは「正直なところ、彼がトップに立つのに時間がかかったのには驚いた」と冗談を放ち、次のように決勝を振り返った。
「冗談はさておき、今回は信じられないようなレースをしたと思っている。彼のペースは最初のスティントから明らかに良かった。そこで2番手までポジションを上げたのは見事だったし、その後ミディアムタイヤで信じられないような速さを見せた」
「それからは残りのレースを上手くこなし、グランプリとスプリントの両方で無敗のままサマーブレイクに入ることができた。今、この位置に我々が立てているのは、誰もが想像している以上のことだ」
そしてホーナーは次のように続ける。
「全ての偉大なドライバーと同じように、彼には特別な能力がある。我々は今、タイヤを読み、レースを読み、そこから全てを引き出す彼の能力を目にしている。素晴らしいことだと思う。彼は今、まさに絶頂期にいると思う」