ガザにあるローマ時代の遺跡、125基の墓発掘 「パレスチナの歴史示す」
パレスチナ自治区ガザで昨年2月に発見された2000年前のローマ時代の墓地から、少なくとも125の墓が見つかったと、現地当局が発表した。墓には鉛の石棺もあり、大半の保存状態は良好だという。ガザの考古学当局者は「この土地におけるパレスチナ人のルーツが何千年も遡ることを示し、ここが民のいない土地だというイスラエルの主張に反するものだ」との見方を示した(ナレーションなし)。 パレスチナ自治区ガザで昨年発見されたローマ時代の墓地で、少なくとも125の墓が見つかった。鉛の石棺もあり、大半の保存状態は良好だという。 エルサレム・フランス聖書考古学学院の専門家 「この遺跡を保存し、消失させないようにするため、そしてパレスチナの文化と遺産の存在を世界に証明するため、私たちは資金を必要としている」 エジプトが資金提供した住宅プロジェクトで働いていた建設作業員が2022年2月、この遺跡を偶然発見。2000年以上前の歴史に光を当てる発見だ。 ガザの考古学当局者「この墓地は、この土地におけるパレスチナ人のルーツが何千年も遡ることを示し、パレスチナは民のいない土地だというイスラエルの主張に反するものだ。125基の墓が発見されたことで、安定・継続的に人が住んでいたことを証明している