ベートーベンの骨、永眠の地に 死因究明へさらなる調査
20日、オーストリアのウィーン医科大学で公開された作曲家ベートベンのものとされる頭蓋骨の破片(AFP時事)
【ウィーンAFP時事】
ドイツ生まれの作曲家ベートーベン(1770~1827年)のものとされる頭蓋骨の破片が、永眠の地であるウィーンの医科大学に寄贈された。
ベートーベンを死に追いやった病気の解明が期待される。
関係者らが20日、明らかにした。
寄贈された破片は計10個で、後頭部と右前頭部の大きめの破片二つも含まれる。
現存する唯一の破片とされ、
オーストリアの専門家は「非常に価値がある」と強調。
自身の病気の原因究明を願ったベートーベンの遺志に沿い、研究を行うと語った。
腹痛や難聴に悩まされたベートーベンの死因には
諸説あるが、
2005年に毛髪と頭蓋骨の破片を調べた米科学者グループが、
鉛中毒が原因と結論付けた。
鉛の摂取源は不明で、
ワイン用の金属製ゴブレットの可能性も指摘されている。
寄贈主の米実業家は1990年、
銀行の金庫から小さな箱に入った骨の破片を発見した。
箱には「ベートーベン」と書かれており、
親族のオーストリア人医師が
1863年のベートーベンの遺体発掘時に入手したとみられる。
実業家は報道陣に「ウィーンがこの骨のあるべき場所だ」と寄贈の理由を説明した
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94年の未発表録音からバッハの次男、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハのソナタ集だ。彼は父J.S.バッハとベートーヴェンの間をつなぐ歴史的に重要な存在なのだが、作品が演奏される機会はまだ少ない。建築的で論理性の高い父に対し、息子の音楽は非常にセンシティブ。繊細に揺らぎ続ける感情をこれほど自然に表現したジャレットのような演奏は稀有で、現代のピアノによる決定盤となるだろう。J.S.バッハほど窮屈ではなく、ベートーヴェンほど感情を爆発させない。その塩梅が現代に心地よくフィットする。
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※この記事はPen 2023年8月号より再編集した記事です。
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Carl Philipp Emanuel Bach
Württemberg Sonatas